ワークマンの“不審者パーカー”が話題も、職質レベルの怪しい風貌「犯罪につながる危険性」

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2025年05月20日 07:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

話題の不審者パーカー(ワークマンホームページより)

 作業着メーカー・ワークマンで販売されている『レディースクールUVサンシェードパーカーEX』が物議を醸している。日焼け対策を徹底追求した結果、顔を完全に覆い隠せる独特のデザインから『不審者パーカー』という“愛称”で呼ばれているのだが、その異様な姿に不安の声が上がっているのだ。

「防犯の視点が欠けている」話題のパーカー

「今年4月に発売されたこの商品は税込2,300円。UVカット機能と接触冷感を備え、袖口に親指を通す穴(サムホール)があり、手首から手の甲までしっかりカバーできるデザインになっています。さらに顔全体を覆えるデザインが最大の特徴で、WorkmanColors店舗を中心に販売されましたが、生産数2万2,000枚が瞬く間に完売。多くの店舗で品切れが続出しています」(全国紙社会部記者)

 だが、そんなワークマンの機能性を極限まで追求した渾身の『不審者パーカー』に対しネット上では、

《職質レベルじゃない?》
《無人店荒らしに使われそう》
《強盗向け?》
《さすがにこれで街中を歩かれたら怖いよね》

 など不安視する声が殺到している。機能性とは裏腹に、防犯上の不安も拭えないこのパーカー。悩ましい現状について、アパレルコンサルタントが語る。

「売れ行きは良いようですが機能性を重視するあまり、犯罪につながる危険性もあります。このパーカーは顔の特定を不可能にし、防犯カメラでの識別を困難にしてしまうでしょう。

 実際に銀行やコンビニなどでは、このような素性が分かりにくいアイテムを着た人物の入店に警戒感が高まっていますし、公共交通機関や学校、イベント会場など人が集まる場所での着用についても課題は残ります。他の人に不安感を与える外見であるため、周囲との不要なトラブルを招くことも考えられますね」

 近年のワークマンの異変について、同じくアパレルコンサルタントはこう続ける。

「最近、ワークマンが展開する低価格のアウトドア商品のデザインが『高級ブランドに似ている』と話題になっています。売上重視のあまり、オリジナリティよりも模倣に頼っているのでは――という声も少なくありません。

 今回の『不審者パーカー』についても、機能性を追求するあまり、防犯の視点が欠けていると言わざるを得ません。いずれにしても、アパレル業界全体のイメージを損なうような商品開発は、今後控えてほしいところです」

 この服装で人が目の前に現れたら、誰もが身構えてしまうだろう……。

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