写真 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が、ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)を新たなクリエイティブディレクターとして2025年7月10日付で起用することを発表した。
ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)は、1990年に「フェンディ(FENDI)」に入社し、アクセサリーラインのクリエイションに携わった。1999年にマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)とともに「ヴァレンティノ(VALENTINO)」に入社し、アクセサリーラインの立ち上げに貢献。2008年から共にクリエイティブディレクターを務めたキウリが2016年に同職を退任した後は、ピッチョーリがブランドのクリエイションを率いてきたが、2024-25年秋冬コレクションを最後に退任した。
一方、「バレンシアガ」は1997年から2012年まで、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が、2012年からアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)がクリエイティブディレクターを歴任。2015年からはデムナ(Demna)がアーティスティックディレクターとしてブランドを指揮してきた。デムナは10年にわたり同ブランドのコレクションを手掛けてきたが、今年7月に発表予定の54thクチュールコレクションがラストコレクションとなる。
ピッチョーリは就任について「バレンシアガは常に進化し変化してきましたが、ブランドの美的価値を決して見失ったことはありません。私が受け継ぐのは可能性に満ちた非常に魅力的なブランドです。まず何よりもデムナに感謝したい。彼のヴィジョンをいつも賞賛してきました。これ以上ない引き継ぎ方です」とコメントした。