マンU移籍の可能性が報じられているクーニャ [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドがウルヴァーハンプトン(ウルブス)所属のブラジル代表FWマテウス・クーニャの獲得に近づいているようだ。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨年11月に就任したルベン・アモリム監督のもと、ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出と一定の成果を上げつつ、最終節を残すのみとなったプレミアリーグでは16位に沈んでいるマンチェスター・ユナイテッド。飛躍を期す2025−26シーズンに向けて、今夏の移籍市場では前線を中心に戦力拡充に動くと見られており、イプスウィッチ所属のイングランド人FWリアム・デラップらが獲得候補となっている。
ウルブスで「10番」を背負うクーニャもマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せている選手の一人。スイスのFCシオンにて欧州でのキャリアをスタートさせた25歳は、ライプツィヒ、ヘルタ・ベルリン、アトレティコ・マドリードを経て、2023年1月にウルブスへ加入。ここまで公式戦通算90試合に出場し33ゴール15アシストをマークするなど、攻撃の主軸として活躍している。
報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは6250万ポンド(約121億円)に設定されているクーニャの契約解除金を支払うことを決定したとのこと。未だウルブスとの直接的な接触はないが、今シーズン終了後に正式な手続きが行われる見込みだという。アーセナルやアストン・ヴィラなども関心を寄せていたものの、クーニャはマンチェスター・ユナイテッドでのプレーを強く希望しているようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・ユナイテッドがクーニャ獲得に迫っていると指摘。個人条件に関する交渉はすでに最終段階に到達しており、残すところは詳細部分の調整のみとなっているようだ。