「最後のホームゲームだった」とA・コレアが退団を明言も…アトレティコは「2026年夏まで契約を結んでいる」

0

2025年05月20日 14:35  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

サポーターから惜別の証としてマフラーを渡されたA・コレア [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードに所属するFWアンヘル・コレアが今シーズン限りでの退団を明言したなか、クラブ側は現時点でその予定はないと強調した。

 18日、ベティスと対戦したラ・リーガ第37節の後半アディショナルタイムにFWフリアン・アルバレスのスルーパスに抜け出した背番号『10』は、飛び出してきた相手GKをいとも簡単にかわすと、ライン上にカバーに入った相手DFの横を撃ち抜いた。これが、ロヒブランコスの選手として本拠地『メトロポリターノ』で決めた最後のゴール…試合後にサポーターのもとに駆け寄り、涙ぐんだアンヘル・コレアの姿は、そう感じさせるには十分すぎるほどだった。そして同日、コレア自身が「今日は、大好きなこのシャツを着てプレーする最後のホームゲームだった。ただの1日ではない。思い出、感動、感謝の気持ちが溢れていたんだ」と公式SNSにてシーズン終了後の退団を明言した。

 しかしながら19日、アトレティコ・マドリードは「アンヘル・コレアは2026年夏まで契約を結んでいる」と題した声明を発表し、「昨日、『リヤド・エア・メトロポリターノ』で行われたベティス戦終了後に生じた疑問に対して、クラブはアンヘル・コレアがアトレティコ・マドリードと2026年6月30日まで契約を結んでいることを明確にします」と強調。さらに、「当クラブに対して、所属するストライカーの移籍交渉を開始するために連絡を取ってきたクラブはなく、また、コレアの代理人からも同選手に関するいかなるオファーを聞いておりません」と現時点でオファーは届いておらず、依然として自クラブの選手であると伝えている。

 1995年3月9日生まれのA・コレアは現在30歳。母国アルゼンチンの名門であるサン・ロレンソでプロキャリアを始め、2014年冬(当初は同年夏に契約を締結する予定だったが、メディカルチェックにて心疾患が見つかったことで保留となっていた)にアトレティコ・マドリードに加入した。以降9年半に渡って活躍し、クラブ歴代6位となる公式戦通算465試合に出場。通算88得点65アシストを記録しており、計3タイトルを獲得。ここ数シーズンはスーパーサブとしての役割を担い、勝負所で結果を残すことから「アトレティコ史上最高のジョーカー」と、スペイン紙『アス』は評していた。

 なお一部では、今夏に行われるFIFAクラブワールドカップ終了後に、A・コレアがティグレス(メキシコ)へと移籍する可能性が報じられている。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定