馬体派記者が「距離適性を鑑みて上位2頭を逆転も」と期待 オークスで白星目指す桜花賞3着馬
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2025年05月20日 20:45 netkeiba

リンクスティップ(5月15日撮影、(c)netkeiba.com) 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が19日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。25日(日)に東京競馬場で行われるオークス(3歳牝・GI・芝2400m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
田井氏はオークスについて、勝ち馬の馬体重に顕著な傾向があると指摘。アーモンドアイやスターズオンアース、チェルヴィニアなどその多くが450kg〜480kgほどの大きすぎず、小さすぎずのサイズで、「偶然とは思えない狭い幅で推移している」と述べた。そのうえで、470kg台を維持するリンクスティップ(牝3、栗東・西村真幸厩舎)をピックアップ。「ライバルとは一線を画したゆとりある胴のつくりで、近年の勝ち馬と共通する後肢の長さも持ち合わせている。シルエットが美しく流麗な背中は前後躯のエネルギーの伝達を消耗少なく行えるため、燃費のいい走りを実現する」と解説した。
さらに、「桜花賞と比べて筋肉の張り、毛ヅヤとも劣っている部分はありませんし、大人びた立ち姿勢にメンタル面でもたしかな成長を感じられる」と絶賛。「これならば前走のように大出遅れを喫する可能性は低いと思う」とし、「距離適性を鑑みても上位2頭を逆転する可能性も」と期待をかけた。「関東圏への輸送が初めてなのは気がかり」としつつも、「この端正の姿のまま、東京競馬場に現れれば好走間違いなし」と力説。桜花賞3着からの上昇を望んだ。
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