スーパーで売られていたわずか50円のアジと一緒にカメラを沈めて撮った映像が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で7万5000回を超えています。
●海の中にアジとカメラを沈める
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「MarinTube - マリンチューブ [能登の水中映像]」。能登半島を舞台に、普段見ることのできない視点から釣りや漁業、海の魅力を発信しています。
これまでにも生きたザリガニやイカなどをカメラと一緒に沈めて水中の様子を撮影してきた投稿者さん。今回は、半額で売られていた50円のアジを使い、海中の魚たちがどのような反応をするのか検証していきます。
|
|
既に事切れているアジをしかけたら海中へ投入。カメラと一緒にどんどん沈み、水深70メートルの人工魚礁に到達しました。
●アジに群がる魚たち
しばらく様子を見ているとカサゴが出現! アジの腹部を食いちぎってすさまじい速度で逃げていきました。
腹部が食い破られたことで、アジはまき餌のような効果も発揮。カサゴの他にベラやキジハタも近寄ってきました。しかし、使っているのが生き餌ではないため特にカサゴの食いつきが良く、カメラの前に何度もその姿を現します。迫力満点の光景に思わず息をのみますね!
撮影場所を変えた後、アジを丸のみした後すぐ吐き出して逃げられたり、着底から5秒でアジを奪われたりしながらも、魚を釣り上げることに成功! ゲットしたのはもちろんカサゴです。吐き出して逃げたのも、アジを奪ったのも全てカサゴ。青魚は死んだアジに見向きもしません。
|
|
次は水深80メートルのポイントへ投下。地に岩が点在している場所でアジを漂わせているとキツネメバルがやってきました。ウッカリカサゴも近づいてきたところで、先にキツネメバルがパクリ! 合わせに成功し、ようやくカサゴではない魚を釣り上げました。
このエリアにはレンコダイや沖メバルなどの魚も生息。群れで行動するため、1匹が食いつくとあっという間にアジの体はボロボロにされてしまいます。
そんな状況下で、アジを頭だけの状態にされながらも沖メバルをゲット。また、餌を回収してる最中にヒラマサが食いつくシーンも撮影できました。回収中のアジの動きが気になったのでしょうか?
●生き餌と比べると……
動画のラストでは、今回の撮影を通じて分かった生き餌との違いを整理。キジハタなどは食いつかず、魚たちはアジの腹部にかじりつくことが多いと分かりました。その中でも生き餌を使った時と変わらず釣れるのはカサゴ。投稿者さんは“いったん距離を置きたい”と思ってしまう程、とにかくカサゴが食いつくとしています。
|
|
コメント欄には、「貴重な映像」「海の中の映像が見ごたえ抜群で感動しました!!」「いったんカサゴとは距離を置きたいに吹いてしまいました」「こうなったらカサゴが食えないような30cmぐらいのカマスかコノシロでも捕まえて来て餌にするしかないっすねw」などの感想が寄せられています。
投稿者さんは、YouTubeチャンネル「MarinTube - マリンチューブ [能登の水中映像]」の他、InstagramやTikTokも運営中。能登の海で撮影した水中映像や、釣った生き物を飼育する様子を発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「MarinTube - マリンチューブ [能登の水中映像]」さん
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。