
「今回も爆食いが止まらないはず」
恋愛バラエティ出演やモデルとしても活躍するK-1ファイター・大久保琉唯(20)が、5月31日に横浜BUNTAIで開催される『K-1 BEYOND』で永坂吏羅(26)と大激突。SNS上での永坂との舌戦がリングイン前から話題の大久保が、試合直前の心境を語る。
コンディションはベスト
「まずは勝つ事が大前提。その先に今年中にK-1王者になるという目標を置いています。だからこそ今回の試合は落とせない。しかもSNSでは僕と永坂選手の試合告知が高いインプレッションを誇っているそうで。死んでも負けられない一戦だと自分に発破をかけています」
早くも試合後の未来を見据えている大久保は、パワー系ファイター・永坂戦に向けての対策にも抜かりはない。力で引けを取らぬよう、フィジカルを鍛えるトレーニングを重視している最中だ。
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「これまで自重でやっていた腕立て伏せや腹筋も器具を使用したものにしたり、体の重心を意識した上手な体の使い方を学んだり。練習した動画をトレーナーや格闘技経験のある父にチェックしてもらって、反省点と改善点を客観的に洗い出して練習に活かしています。疲労は溜まってきてはいるけれど、コンディション的にはベスト」
K-1のイケメン貴公子
父親の影響で小学校1年生の頃からリングに立ち、高校時代にK-1甲子園とK-1アマチュア全日本大会で優勝。2022年にはプロデビュー後4戦目にしてKrush初代フライ級王者に輝いた。
これまでの戦歴もさることながら、ヴィジュアル面でも大注目。モデル然とした長い手足とそのルックスは女性ファッション誌で“国宝級イケメン”として取り上げられたことも。“K-1新時代の貴公子”との異名を取る。
しかしそんな軟派な肩書はリングに立った瞬間、霧散する。
「厳しい練習を経てリングに立って思うのは、僕の事を応援してくれるスポンサー、決して安くはないチケットを買って会場にまで足を運んでくれるファン、友人、そして家族のこと。それらすべてを背負う覚悟がなければ戦うことなんてできない。ただ単に“相手を倒す”という気持ちだけでは、少しでも痛かったら倒れて逃げちゃおうと思うはず」
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ご褒美はチーズケーキ
“格闘技兄弟”として幼少期から共に切磋琢磨してきた弟・大久保世璃(17)が、今年2月にプロデビューした。同じ土俵に立つ弟に、兄としてプロの先輩としての背中を見せたい。
「一昔前だったら弟と一緒に練習をしていても“サボってもいいかな?”という甘い気持ちがあったけれど、プロ同士になったらそんな事は言っていられない。弟がサボっていたら注意をするし、弟が僕よりも練習に打ち込んでいたら自分もやらねばと焦りを覚える。兄弟であり良きライバルで、お互いがお互いの背中を見ながら高め合っている。いい刺激をもらっています」
環境の変化も含めて、追い風が吹いている手応え。すでに勝利を確信している大久保は試合後のご褒美も確定済だ。それはチーズケーキを食べること。モットーは「甘いは正義」。ケーキやお菓子が大好きなスイーツ男子なのだ。
「勝利を飾った後に食べるスイーツは格別です。スイーツの中で一番美味しいのはチーズケーキで、ベイクドが最高。試合前は減量する関係から1カ月くらいは甘いものを控えざるを得ないので、まさに五臓六腑に染み渡る感覚。今回もきっと爆食いが止まらないはず」と余裕の勝利宣言だ。
(まいどなニュース特約・石井 隼人)
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