今夏の去就に注目が集まるニコ・ウィリアムズ [写真]=Getty Images レアル・マドリードがアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズに関心を寄せているようだ。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在22歳のニコ・ウィリアムズは2013年夏にアスレティック・ビルバオの下部組織に加入し、2020−21シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算166試合で31ゴール30アシストをマークし、昨年夏にはイケル・ムニアイン(現:サン・ロレンソ)から背番号「10」を継承。2022年9月にデビューを飾ったスペイン代表でも主力として活躍しており、EURO2024制覇にも大きく貢献した。
この度『マルカ』が報じたところによると、宿敵バルセロナに国内タイトルを独占されたレアル・マドリードが、雪辱を期す来シーズンに向けて攻撃陣の強化を目指しており、ニコ・ウィリアムズも獲得候補としてリストアップされているという。確かな実力と将来性を兼ね備えたスペイン代表のウイング(WG)を獲得することで、国内での地位と移籍市場での優位性を維持できると考えており、5800万ユーロ(約94億円)に設定された契約解除条項の発動を真剣に検討しているようだ。
なお、ニコ・ウィリアムズ獲得に向けた動きが本格化した場合、レアル・マドリードは今夏の移籍市場でアタッカーの放出に踏み切るものと見られており、ブラジル代表FWロドリゴが最も退団の可能性が高い選手であると『マルカ』は指摘している。
アーセナルやチェルシーからの関心も報じられ、今シーズン終了後の去就には大きな注目が集まっているニコ・ウィリアムズ。果たして、来たる2025−26シーズンはどのクラブでプレーすることになるのだろうか。