『NSC大ライブOSAKA2025』で優勝したおもしろジャンケン(左から)嘉津翔太、嘉津じゃない方、その他しょうたろう (C)ORICON NewS inc. NSC(吉本総合芸能学院)を今春卒業した吉本芸人1年目のルーキーたちによるライブ『NSC大ライブ OSAKA2025』が20日、大阪の「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」で開かれ、トリオのおもしろジャンケン(嘉津翔太、嘉津じゃない方、その他しょうたろう)が総勢168組の頂点に輝いた。
【写真】若手からベテランまで豪華な審査員に囲まれたNSC大阪47期首席トリオ 毎年恒例の同大会は、吉本芸人としてデビューを果たした1年目ルーキーたちによるお披露目ライブ。NSC大阪47期卒業生と福岡のエリア校卒業生による総勢約168組が出場。セプテンバー9th、ペントコハウス、おもしろジャンケン、アメリカの州、ニュージェイムズ、ジャーメジャー、ドルフィンみさき、ブルガリアン、ダモノダ・まーしょ、パイナップルアイランド、キャナート、ちあきの12組が決勝に挑んだ。
優勝者には番組出演や劇場出番、配信イベントなどの仕事が与えられる。MCはバッテリィズ。審査員を、あいはら(メッセンジャー)、お〜い!久馬(ザ・プラン9)、哲夫(笑い飯)、石田明(NON STYLE)が務めた。
コンビ、トリオ、ピン芸人など形は違えど、168組を勝ち抜いた12組はしっかりと制限時間内にネタを収めつつ、多様なネタで会場を沸かせた。青、赤、黄色のおそろいのつなぎ姿で、その他しょうたろうが嘉津を肩車するというインパクトのある登場を見せたおもしろジャンケン。肩車をツッコまれると、並ぶと3人がほぼ同じ背丈という地味な絵面を披露するというギャップで開始から爆笑をかっさらった。全組のネタ終了後、12位から発表され、最後におもしろジャンケンとジャーメジャーが残り、見事おもしろジャンケンが優勝を飾った。
おもしろジャンケンは大阪教育大学出身で、3人が全員お笑いサークル「笑賊団」に所属。嘉津と嘉津じゃない方がNSC入学にあたって、目立つようにと、一番おもしろい後輩のその他しょうたろうを誘い、トリオを結成。さらに目立つようにと、色違いでおそろいのつなぎ、「おもしろジャンケン」というトリオ名を付けた。大学を1年休学してNSCに入学したその他しょうたろうは、今は現役の大学生だという。
終了後の囲み取材で、3人に対するアドバイスを求められたあいはらは「このままでいいと思います。たぶん95%くらい完成してるような感じ」と称賛した。久馬は「ここ数年、首席になると売れないというジンクスをぶっつぶしていただきたい。でも、これ以上、人数増えるとつぶしにかかります」とボケつつ、エールを送った。
優勝を飾り、嘉津は「うれしいです。自分じゃないかのような、優越感というか不安も…頭が回ってないです」と喜びのあまり混乱しているよう。続く嘉津じゃない方が「僕ら、NSCの間に売れるっていうのを目標にずっとやってて、同期のみんなで支え合って、裏でも同期のみんながお祝いしてくれて、めちゃくちゃ実感が沸いてうれしかった」と噛みしめるように語った。そして、その他しょうたろうが「優勝できてうれしいです。これからもっと上に行けますように頑張ります」とひと噛み。審査員陣にツッコまれた。
そして、今後出たい番組や挑戦したいことについて聞かれると、嘉津はカンテレの『マルコポロリ』と回答。それに対して石田が「やめとけ、あそこ治安悪いで」と制止。出演者のあいはらも「俺以外、やさしくないで」と同調する事態に。「再現VTRに出てそう」という久馬の乗っかり、まずは「再現VTRを目指す」と意気込んだ。
小学校教員の免許も持っている嘉津じゃない方は「子どもたちもすごい好きなので、教育番組とか子どもたちに関わる仕事がいっぱいできたらなという風に思います」と真面目な一面を見せた。
その他しょうたろうがフジテレビ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』に出たいと答えると、あいはらは「ひかりそうやんか!それ言うといたるわ!!」と乗り気でいきなり出演できそうな予感が。「ドッキリに掛けられたいし、仕掛けたいです」と意気込んだ。ただ、久馬から「ほんまに今回優勝したと思ってんの?」という一言に、必死に後ろを確認。「あんまりうしろないで」「仕掛けられ慣れてないから」と総ツッコミを受けていた。
■決勝戦結果
1位:おもしろジャンケン
2位:ジャーメジャー
3位:パイナップルアイランド
4位:ちあき
5位:ドルフィンみさき
6位:ブルガリアン
7位:ダモノダ・まーしょ
8位(同率):キャナート
8位(同率):ニュージェイムズ
10位:ペントコハウス
11位:セプテンバー9th
12位:アメリカの州