バルセロナ、フリック監督との契約延長を正式発表！…就任初年度から国内3冠＆クラシコ全勝

　バルセロナは21日、ハンジ・フリック監督との契約延長を発表した。新たな契約期間は2027年6月30日までとなっている。

　現在60歳のフリック監督はヨアヒム・レーブ氏の“右腕”としてドイツ代表のアシスタントコーチを務めた後、2019年11月にバイエルンの指揮官に就任した。史上2クラブ目となる年間6冠の偉業を成し遂げ、2021年夏からはレーブ氏の後任としてドイツ代表を指揮。しかし、FIFAワールドカップカタール2022でグループステージ敗退の憂き目に遭うと、その後も成績が低迷し、2023年9月に行われた日本代表戦での惨敗が決定打となり解任が発表された。

　それでも、昨年夏に就任したバルセロナでフリック監督は再び手腕を発揮する。覇権奪還を目指したラ・リーガでは7連勝と最高のスタートを切ると、中盤に失速したものの、年明け後は連勝街道に。第36節終了時点で勝ち点「85」を積み上げ、2節を残して2シーズンぶり通算28度目の優勝を決めた。コパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャでは決勝でレアル・マドリードを撃破し、国内3冠を達成している。

　また、今シーズン4度行われた“宿敵”レアル・マドリードとの直接対決は全勝。就任後最初のエル・クラシコで4連勝を飾ったのは、現在マンチェスター・シティを率いているジョゼップ・グアルディオラ監督に次いで史上2人目となっている。

　今シーズンここまで行われた全公式戦で挙げた通算ゴール数は驚異の「171」。就任初年度にして欧州屈指の攻撃力を誇るチームを作り上げた手腕が高く評価され、当初の契約期間から1年間延長する形となった。


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