
自分より上の立場の相手に媚びる一方、それ以外を下に見る人とは一緒に働きたくないだろう。神奈川県に住む40代女性(医療・福祉・介護/年収550万円)は
「訪問看護を始めてまだ2週間くらいの頃、急な体調不良で訪問依頼が入った。入職したての私しか体が空いていなかったので、オーナーの運転で向かった」
そこで職場に失望する出来事が起こったという。(文:真鍋リイサ)
オーナーは「先生の中には訪問を下に見ている人もいるから」と言うが……
幸い患者は救急搬送が必要な状態ではなく、女性は訪問を終え再びオーナーの運転で職場に戻ることになった。その帰り道に担当医師に電話で状況を伝えたそうだが、
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「電話を切った後、オーナーに『先生にはもうちょっと丁寧に話してくれないかな? 先生の中には訪問を下に見ている人もいるから』と言われた」
だが女性は「看護師歴15年以上」で、「医師との関りは医療者じゃないオーナーより心得ている」という自負がある。それなのに注意されては戸惑うだろう。
「もちろん電話で医師も何も言っていなかった。私の対応が悪かったとは思えなかった。大体訪問を下に見ている医師ってなんだ? 訪問医療は全ての関係者と利用者が横並びだ」
結局、訪問看護師を見下していたのは医師ではなくオーナー自身だったようで、「時々、看護師を下にする発言が見られた」と振り返った女性。そんなオーナーにウンザリし、退職を決意する。
「医師にこびへつらうオーナーの下で働くのは無理と思い、(中略)1か月で辞めました」
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