大地真央(69)が24日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」(曽根剛監督)公開記念舞台あいさつに登壇。
演じたコシノアヤコさんの15歳の時代を、68歳だった1年前に演じた時の思いを聞かれ「開き直り」と即答しつつも「汗が出ている…アセっている」と口にして、笑った。
そして1971年(昭46)に宝塚音楽学校に入学した当時をイメージしたと明かした。
大地は劇中で、2011年(平23)のNHK連続テレビ小説「カーネーション」のモデルとなった、日本におけるデザイナーの草分け的存在のコシノアヤコさんを演じた。73年に宝塚歌劇団に入団して初舞台を踏み、23年に芸能生活50年を迎えたが、映画への主演は初めてだったが、15歳から92歳までを演じきった。
司会のフリーアナウンサー笠井信輔(62)から「CGは使っていない」と指摘されると、大地は「開き直りです。音楽学校の予科生の時のことを思い出し…イメージとして。あとは、監督にお任せです」と言い、笑った。曽根剛監督は演出について聞かれると「15歳は、こうして欲しい…というのはお任せ。慣れてきて15歳、20歳に見えてくる」と答えた。大地は「光栄なことだと思います」と胸を張った。
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コシノアヤコさんの娘で、世界的に活躍する日本を代表するデザイナーのコシノヒロコを黒谷友香(49)コシノジュンコを鈴木砂羽(52)、コシノミチコを水上京香(29)が演じた。黒谷は、15歳のコシノアヤコさんを演じたのは「大地真央さんだから、できたんだと思います」と言い、大地をたたえた。
大地は、3姉妹から花束を贈られると「ありがとう。3姉妹と作品を作られたこと、うれしくて光栄」と目を潤ませた。この日の舞台あいさつは、発売からわずか1分で即完売の盛況で「ありがとうございます。すごい方々なんですね」と観客に感謝した。
◆「ゴッドマザー〜コシノアヤコの生涯〜」危篤になったコシノアヤコ(大地真央)は、病院に搬送される。3姉妹が駆けつける中、天国か地獄行きかの審判をくだされる場所に案内する天使がアヤコの前に現れる。洋装店の開業、戦病死で夫を失ったアヤコが知る初めての恋、74歳で立ち上げたブランドなど、ミシンに魅せられて飛び込んだファッションの世界で生きた人生をアヤコは振り返っていた。
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