陸上女子長距離の小林成美(25=三井住友海上)が24日、自身のSNSを更新し、現役引退を表明した。今日25日の東日本実業団選手権5000メートルが引退レースとなる。
小林は「ここ数年、いろいろ悩みながらも精一杯競技と向き合ってきました。しかし気持ちが少しずつ変化し、『現状から一歩踏み出したい!』『新しい挑戦をしたい!』と思うようになり、この決断に至りました。結果で恩返しをすることができず、応援・サポートしてくださった皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にごめんなさい。苦しい時期に声をかけてくださった皆さんのことばに、何度も救われました。心から感謝しています。新たな挑戦と向き合い、輝けるように頑張ります」などとつづった。
小林は長野東高を経て、19年に女子駅伝の強豪の名城大へ進学。パリ五輪代表の山本有真とは同学年で、4年時には主将としてチームをけん引した。21年には1万メートルで当時の日本学生記録となる31分22秒34(現2位)をマーク。22年に世界選手権代表に選ばれたが、出国直前に新型コロナウイルス感染の陽性反応を示したため、出場はかなわなかった。
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