<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)プレーオフ:琉球87−75宇都宮>◇チャンピオンシップ決勝
琉球(西地区1位)の桶谷大ヘッドコーチ(HC、47)が、集大成となる第3戦へ期待感をにじませた。
前日24日の第1戦で敗れた宇都宮(東地区1位)に勝利し、1勝1敗で27日午後7時5分開始の第3戦(横浜アリーナ)に向かう。大一番に向けて「1日空きますが、自分たちの後半にあった流れを忘れずにしたい」とし、細部のハードワーク継続を焦点に挙げた。
この日は前半を35−43で折り返し、第3クオーター(Q)終了時点で63−64。食らい付いたことが、第4Qに荒川楓(27)が2本の3点シュートを決めるなど、勝負どころでの決定力につながった。
桶谷HCは「ちょっと偉そうに話していいですか」と切り出すと「4年連続でファイナルに来ているところで(準決勝の)三遠戦も1試合目で負けて、昨日は『本当にファイナル?』っていう感じでやっちゃっていたんじゃないかなと、正直感じていました。僕ら(コーチ陣)もエナジーがなかったんだろうな。チームもエナジーがなかったんだろうな。ファンの人たちも(宇都宮)ブレックスさんに負けているなと思っていた」と振り返った。
|
|
中立地の横浜開催ながら、ファンの大歓声に背中を押され「『今日ぐらい3戦目も出してくれたらな』と思います。ちょっと偉そうにすみません。『でもキングスって、そういうことやん?』と思います。僕らはアンダードッグなので。だからこそ、みんなで声を出して、熱い試合を3戦目したいと思います」と思いを語った。
第3戦を制すれば、Bリーグ発足後初となる天皇杯との2冠を達成する。この日12得点の脇真大(23)は「僕たちがやらないと、ファンの人たちも熱くなれない。僕たちが見せていくことによって、ファンの人たちも熱くなれると思う。そこは第3戦、僕たちが熱くなって、ファンの人たちにも熱くなってもらえればと思います」と決戦を見据えた。【松本航】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。