漫才コンビ「昭和のいる・こいる」で活躍した漫才師の昭和のいる(本名岡田弘=おかだ・ひろし)さんが24日午後7時45分、肺炎のため都内の病院で死去した。88歳。通夜は27日午後6時から板橋区板橋1の48の13新板橋駅前ホール、告別式は28日午前11時半から同所で。喪主は妻安紀子(あきこ)さん。
落語協会によると、寄席の出演は、13年7月23日の浅草演芸ホールだった。
66年に獅子てんや・瀬戸わんやに入門し、「花園のいる・こいる」としてデビューした。「のいる・こいる」は苦労を乗り越えるから由来している。同期にはコント55号や、横山やすし、西川きよしらが名を連ねる。「昭和のいる・こいる」として76年にNHK漫才コンクールで最優秀賞、77年には国立演芸花形新人賞銀獅子賞受賞。74年に真打ち昇進。01年には高田文夫作詞、玉置浩二作曲の「そんなもんだよしょうがない」などCDも発売している。寄席や映画、テレビのバラエティー番組など幅広く活躍した。
ツッコミの、のいるさんの振った話題に相方のこいるさんが「ヘーヘーホーホー」などと早口でいいかげんに応えるやりとりで人気を博した。こいるさんは77歳だった21年に前立腺がんで死去している。
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