ヤン・シュヴァンクマイエルが「最後の長編劇映画」と宣言した『蟲』が8月9日公開

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2025年05月26日 19:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画『蟲』が8月9日より渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。予告編とポスタービジュアルが到着した。

チェコのアニメーション作家、映画作家のヤン・シュヴァンクマイエルが「最後の長編劇映画」と宣言して2018年に完成させた『蟲』は、チェコの国民的作家チャペック兄弟の戯曲『虫の生活』に取り組む、小さな町のアマチュア劇団を描いた98分の作品。とある稽古日、コオロギ役を兼任する演出家はメンバーたちのやる気のなさに怒りが収まらず、不穏な空気でリハーサルが進むなか、やがて劇の展開と役者たちの行動が交錯し、惨劇が訪れるというあらすじだ。

演劇の中の物語、演じる役者たちの素の姿、『蟲』のメイキングも同時進行で提示されるという3層のメタ構造となっている。

あわせて、ヤン・ダン&アダム・オルハ監督によるシュヴァンクマイエルの現在と過去を捉えたドキュメンタリー『錬金炉アタノール』、シュヴァンクマイエルの奇怪なコレクションを見せ続ける記録映画『クンストカメラ』も同時公開。

ポスタービジュアルはQ-TAによるもの。予告編では『蟲』以外の2作品の映像も垣間見ることができる。

特典付き前売券2種がシアター・イメージフォーラムで販売中。チェコ版ビジュアルのポストカード付き1回券1,600円(税込)と、チェコ版ビジュアルのミニポスター付き3回券3,900円(税込)の2種類となる。

シアター・イメージフォーラムでは『アリス』『ファウスト』『オテサーネク』『サヴァイヴィング ライフ』も上映予定。
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