大衆演劇の沢竜二さん89歳で死去、心不全 蜷川作品の常連で大河ドラマや映画にも出演

5

2025年05月27日 21:28  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

沢竜二さん(2023年7月撮影)

大衆演劇で活躍し、蜷川幸雄作品の常連でもあった俳優沢竜二(さわ・りゅうじ)さん(本名酒井勲=さかい・いさお)が5月21日、心不全のため死去したことが27日、分かった。89歳。葬儀・告別式は親族と近親者のみで神奈川の斎場で執り行った。


長女の竹下愛美さんによると、心臓を悪くして都内の病院に入院したのが3月上旬。当初は会話もできたが、だんだんとできなくなっていき、5月20日に発熱。翌21日に容体が急変して亡くなった。


福岡県生まれで、父は浪曲師の桃中軒雲藤さん、母は大正から戦後まで九州を中心に人気だった女剣劇一座座長の坂東政之助さん。4歳で初舞台を踏み、16歳の時、母の一座に加入した。


16年に亡くなった蜷川幸雄さんが演出した舞台には、「ゴドーを待ちながら」をはじめ数多く出演した。また、映画「トラック野郎」「瀬戸内少年野球団」、NHK大河ドラマ「風と雲と虹と」「おんな太閤記」、TBS系「水戸黄門」など、多くの映像作品でも活躍した。


近年では23年の映画「邯鄲(かんたん)の夢 三重芝居と四人の役者」に出演し、公開時には舞台あいさつに出席した。

関連ニュース

このニュースに関するつぶやき

  • 長生きさせすぎやねんてw家電みたいに
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定