大杉漣さん主演『夜汽車の男』最多出演を誇るレジェンドの繊細な演技…『世にも』35周年SP作品解説【2】

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2025年05月28日 12:05  ORICON NEWS

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31日放送『世にも奇妙な物語35周年SP〜伝説の名作 一夜限りの復活編〜』より (C)フジテレビ
 フジテレビの人気ドラマシリーズ『世にも奇妙な物語』が放送35周年を迎えることを受け、土曜プレミアム『世にも奇妙な物語35周年SP〜伝説の名作 一夜限りの復活編〜』(後9:00)が放送される。31日の放送を控える中、タモリ演じるストーリーテラーが選んだ一夜限りの復活を遂げる5作品を紹介する。

【写真】31日に放送されるタモリ選出の5作品一覧

◆『夜汽車の男』(2002年/主演:大杉漣/演出:鈴木雅之)

 駅弁の食べ方だけで17分。そんな突拍子もないテーマを、ここまで可笑しく、狂気的に、そしてどこか切なく魅せられるのは「奇妙」ならでは。主演は、今は亡き名優・大杉漣。惜しくもこの世を去られた今なお、人々の記憶に深く刻まれている大杉は、『世にも奇妙な物語』最多出演を誇る、まさに「奇妙」のレジェンドであり、ストイックで繊細な演技も必見。視聴後、あなたも駅弁の順番に悩み出すこと間違いなし。異色だけど、なぜか心に残る。静かな怪作、ここに復活。

(あらすじ) 乗客の少ない寂れた夜汽車に乗り込んできた謎の男(大杉漣)は、ただ黙々と弁当を食べ始める。彼は何の変哲もないおかずの一品一品を無駄に高い洞察力で分析し、ご飯の割り振りや食べる順序のプランを立て、食べ進めていく。その姿は異様でありながらも、どこか引き込まれるものがある。やがて、彼の行動にはある意図が隠されていることが明らかになり、物語は予想外の展開を迎える。

 『世にも奇妙な物語』は、1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送。これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。今回、35周年を記念して“もう一度観たい”と熱望されてきた伝説エピソードが復活すると発表されるやいなや、SNSではファンによる予想合戦が勃発。「あの作品が放送されるのでは?」と、にわかにざわめきが広がっていた。そんな中、ついに待望の5作品が解禁となった。

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