(上段)鉄拳(下段左から)五関晃一、遠山景織子、内海光司(提供写真)【モデルプレス=2025/05/30】お笑い芸人でイラストレーターとしても活躍する鉄拳の代表作であるパラパラ漫画『振り子』が、A.B.C-Zの五関晃一主演で初の舞台化が決定。9月6日から9月14日まで東京・IMAホールにて上演される。
【写真】鉄拳、素顔で大河「べらぼう」登場◆鉄拳の代表作「振り子」初の舞台化決定
“時間”と“愛”をめぐる普遍的なテーマと、切なくも温かな物語『振り子』は、2012年に公開されるいなや1週間で動画再生回数300万回以上を記録。その後、英国のバンドにMVになるなど、国境や世代を越えて、多くの人々の心へ感動を与えてきた。
舞台『振り子』では、日々のちょっとした面白さを描き多くの観客を沸かせてきた23が脚本を担当し、舞台ならではの美しさに定評がある吉田武寛が演出を務め、パラパラ漫画や映画でも描かれてきた名作を新たな形で上演する。
物語の主軸となるのは、1つの夫婦。2人の男女が出会い、過ごしてゆく日々を3つの時間軸を同時に描くことで、日々の機微を鮮明に浮かび上がらせていく。永井等時の青年期を演じるのは、五関。さらに、遠山景織子と内海光司が名を連ね、物語に深みと奥行きを持たせる。
◆鉄拳「振り子」舞台化に驚き「まさか」
そして今回、上演決定にあたり、主演を務める五関晃一、そして原作の鉄拳、脚本の23、演出の吉田武寛からコメントが到着した。
五関は「舞台『振り子』に出演しますA.B.C-Z五関晃一です。『振り子』のパラパラ漫画は当時見たのを覚えてますし、当たり前の事を改めて考えさせられる作品、テーマだと思います」と作品の印象を明かし、「自分は普段時間に関してあまり意識せず、正直ルーズよりではあるので少し不安もありますが(笑)、この作品に込めた鉄拳さんの想いをお伝えできるようしっかり演じ切ります!大先輩の内海さんとご一緒するのは初めてなので緊張もしますが、そんなご縁や繋がりも楽しみつつ素敵な時間にできたらなと思います」と意気込みを語った。
また、原作の鉄拳は、「まさかパラパラ漫画の『振り子』が舞台化されるとは思っていませんでした」と驚きつつ、「『振り子』は僕にとって人生を変えた作品です。パラパラ漫画ではたった3分程の物語ですが、舞台ではどうなるのかとても楽しみです」と期待を込めた。(modelpress編集部)
◆脚本:23コメント
鉄拳さんの素敵な物語を脚本に落とし込むのは、なかなか至難の技でありまして、僕自身も大好きなパラパラ漫画だったものですから「時間を止めることはできないし 進めることも戻すこともできない」至極当たり前なのですが43年間の人生で、何度も何度もこの言葉にぶつかり、ハッとさせられました。どれだけこの振り子を押し戻そうとしたことか、でも戻さなかったから今があって、戻さなかったから皆さんと出会えて、この脚本が書けているのではないか、と思っているのであります。…当たり前なことを言ってすいません。でもそんなお話にそんな人生にしたいと思っております。
◆演出:吉田武寛 コメント
『家族のはなし』に続き、再び鉄拳さんのパラパラ漫画の舞台演出を担当させていただけることを大変嬉しく思っています。鉄拳さんの温かくも切ない『振り子』の世界を舞台だからこそできる表現で、俳優、スタッフ、そしてお客さまと共に立ち上げていきます。劇場にてお待ちしております。
◆「振り子」STORY
不良でバイク好きな永井等時(ながいとうじ)、天真爛漫な片瀬円香(かたせまどか)。2人が出会う時、振り子は静かに動き出す―惹かれあい、繋がり、そしてすれ違い、悔やみ。それぞれが過ごす一瞬のような日々。2人の3つの時間を行き来しながら、振り子時計は残酷にも時を刻む。人生はカチコチカチコチと右へ左へ揺れ続けて進む―
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