2025スーパー耐久第3戦富士24時間 総合ポールポジションを夜喜ぶトム・カレンダー/チェン・ディーン/太田格之進/リー・ジェフリー/元嶋成弥(Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3) 5月30日、富士スピードウェイでENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/太田格之進/チェン・ディーン/トム・カレンダー/元嶋成弥)が2年連続の総合ポールポジションを獲得した。
6台が総合優勝を賭けて争うST-Xクラスでは、まずAドライバー予選で666号車seven x seven PORSCHE GT3Rを駆るBANKCYが1分40秒816のトップタイムを記録するも、この富士24時間から今季の参戦を始める81号車DAISHIN GT-R GT3の大八木龍一郎が1分40秒784で上回る。
しかし、最終盤のアタックで速さをみせたのは33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3のリー・ジェフリーとなり、残り2分ほどのタイミングで1分40秒612のトップタイムを記録。そのままAドライバー予選を首位で終えた。
33号車クラフトバンブーは続くBドライバー予選でも太田格之進が速さをみせ、最終アタックで1分38秒884を記録。ただひとり1分38秒台のタイムをマークし、AドライバーとBドライバー合算での3分19秒496で2年連続の総合ポールポジションを獲得した。2番手は0.637秒差で81号車DAISHIN GT-R、3番手は101号車Hitotsuyama Audi R8 LMSが続いている。
GT4規格車両9台がエントリーするST-Zクラスは、Aドライバー予選では22号車EBI GROUP Cayman GT4 RS CSの北園将太がまずは1分47秒574の首位タイムで終える。
しかし、Bドライバー予選では25号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4の名取鉄平を筆頭に、20号車NANIWA DENSO TEAM IMPUL Zの平峰一貴、21号車Hitotsuyama Mercedes-AMG GT4ショーン・ウォーキンショー、22号車EBI Caymanの久保凜太郎という5台がコースレコードを更新する熾烈な争いが繰り広げられた。
その結果、ST-Zクラスのポールポジションは25号車raffinée Zが獲得することになった。0.184秒差の2番手は22号車EBI Cayman、3番手はディフェンディングチャンピオンの52号車埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2のトップ3がつけた。なお、5号車マッハ車検 GR Supra GT4 EVO2は最低重量違反により予選タイム抹消のペナルティが科されたが、車検合格を条件にグループ最後尾グリッドからの決勝出走が認められる。