ロニー・クインタレッリがフランスのレーシングミッションメーカー・サデフのオフィシャルアドバイザーに就任

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2025年05月31日 11:00  AUTOSPORT web

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フランスのレーシングカートランスミッションメーカー、サデフのオフィシャルアドバイザーに就任したロニー・クインタレッリ
 2025年もインタープロトシリーズにドライバーとして参戦するほか、スーパー耐久第3戦富士へのスポット参戦、NISMOアンバサダー兼アドバイザーとして、さらにスーパー耐久ではSTMOエグゼクティブドライビングアンバサダーとして多岐に渡って活躍しているロニー・クインタレッリが、フランスのレーシングトランスミッションメーカーであるサデフのオフィシャルアドバイザーに就任した。

 サデフは1974年にブノワ・ヴァンサンドゥによって創立されたレーシングトランスミッションメーカーで、現在は世界中で20のディーラーがあり、WRC世界ラリー選手権用のミッションをはじめラリークロス、ドリフト、さらにフォーミュラ、ツーリングカー、GTカー等あらゆるレーシングカー/ラリーカーのミッションを製造している。

 そんなサデフは、マツダやホンダ、ミツビシ、TGR-Dなど、すでに日本でも多くのメーカーと繋がりがあり、フォーミュラ・リージョナル用の童夢F111/3、スーパー耐久用車両への供給などさまざまなレーシングカーにトランスミッションを供給しているが、日本のモータースポーツマーケットでの拡大を目指すにあたり、ロニー・クインタレッリをオフィシャルアドバイザーに指名し、クインタレッリの豊富な経験を活かし日本に特化した製品づくり、既存ギヤボックスの最適化を目指すことになった。

 クインタレッリはスーパーGT GT500クラスでの4回のチャンピオン獲得、18勝と輝かしい実績を誇り、2024年限りでドライバーとしてのスーパーGTでの活動を終えたものの、今季もインタープロトへの参戦を継続。また5月31日〜6月1日に決勝レースが行われるENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『富士24時間レース』でもraffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4をドライブするが、このニッサンZ NISMO GT4もサデフ製6速ミッションを搭載する車両だ。2024年には同じミッションを積むニッサンZレーシングコンセプトもドライブしており「信頼性が高く、ドライビングを楽しむことができました」と評している。

「サデフはヨーロッパでは、セバスチャン・ローブをアンバサダーとして起用しているのですが、マーケットを重視して、日本でも同様の立場となる人物を探していたそうなんです。今季もインタープロトなどでドライバーとして参戦することになっていたので、1月にサデフの皆さんと会って、オフィシャルアドバイザーを務めることになりました」とクインタレッリ。

「世界的なメーカーですし、オフィシャルアドバイザーを務めることを楽しみにしています。また僕はイタリア人ですが、日本に来るきっかけとなったのもピエール-アンリ・ラファネルさん(1990年代を中心に日本で活躍)が紹介してくれたからだし、スーパーGTでもミシュランと関係が深かった。なぜか日本ではフランスと縁がありますね(笑)」

 今季クインタレッリのヘルメットやレーシングスーツには、サデフのロゴがつけられており、日本でのサデフの知名度向上と技術的フィードバックに貢献していくことになる。

[オートスポーツweb 2025年05月31日]

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