熱海五郎一座『黄昏のリストランテ〜復讐はラストオーダーのあとで〜』取材会に登場した(後列左から)深沢邦之、小倉久寛、ラサール石井、春風亭昇太、東貴博(前列左から)渡辺正行、剛力彩芽、羽田美智子、三宅裕司 (C)ORICON NewS inc. 俳優の羽田美智子が2日、都内で行われた熱海五郎一座『黄昏のリストランテ〜復讐はラストオーダーのあとで〜』取材会に登場した。出演する三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、剛力彩芽とともに、きょう初日を迎える同公演の意気込みを語った。
【写真】かわいい!ピンクのセットアップを着こなして登場した剛力彩芽 東京の笑いである“軽演劇”を上演すべく、2004年に旗揚げしたのが「伊東四朗一座」。その東京喜劇を伝承すべく、三宅が中心となって 2006年に旗揚げしたのが“伊東”ならぬ“熱海”、“四朗”ならぬ“五郎”で「熱海五郎一座」。これまでアドリブや一発ギャグなどの瞬間芸ではなく、練り上げられた台本とその設定の中で、それぞれが役柄をきちんと演じることで生まれる笑いを作り上げてきた。
今作では、羽田と剛力をゲストに迎え、21作目にして初めて「食」がテーマに。一座旗揚げから21年目、演舞場シリーズ11回目、心あらたに例年以上にパワーアップした抱腹絶倒の東京喜劇を届ける。本公演は、6月2日〜27日に東京・新橋演舞場にて行われる。
見どころを聞かれた三宅は「全員の見どころが均等にあるように作っていますので、全編見どこではありますが、特に羽田さんの“天然ボケ”の役作りがどこまですごいものになっているのか、そして剛力さんがクールでありながら素晴らしいダンスを見せてくれたり、アクションが出てきたりと、この二人が中心となっています」とアピール。
羽田はけいこの日々を振り返り「日本の喜劇界のレジェンド、人間国宝のような皆様とおけいこさせていただいて、毎日が本当に楽しくて笑い砕けそうな日々を過ごしてきました。こうやって笑いに真摯に向き合って、お客さんを笑顔にするということって最高の仕事だなと思いました」とコメント。
これまでほぼ毎年「熱海五郎一座」の舞台を観客として楽しんできたという羽田。昨年、伊東四朗が出演した作品も観たといい「椅子から立ち上がれないくらいに感動した」と話す。そんな作品へのオファーに「椅子からひっくり返るびっくりした」といい、「すごく怖さもあったんですが、尊敬する伊東四朗さんに相談したら『みんなすごくいいメンバーだし、ここに立つみっちゃんの姿を観たかった』と言ってくださった。その援護射撃を受けて、勇気を振り絞って挑戦して本当に良かった」と出演を決意したきっかけも語った。
一座のメンバーに羽田について聞いてみると、東は「羽田さんの天然ボケが随所に見られているだけで楽しかった。この一座のこともずっと“一味”っておっしゃってて(笑)。悪い人たちみたい。そういうことをずっとおっしゃってましたよね(笑)」と暴露。「みなさんもちょいちょいありますよね?」と反論する羽田に東は「あなた飛びぬけてますよ」といじり、笑わせていた。