天皇陛下、気象業務１５０周年式典に

　天皇陛下は２日、東京都内のホテルで開かれた気象業務１５０周年記念式典に出席された。今年は気象庁の前身、東京気象台が１８７５年に業務を始めてから１５０年となる。

　陛下はあいさつで、近年は地震や大雨などで甚大な被害が発生しており、備えを確認する必要があるとした上で、「災害対応に資する情報を的確に社会に発信していくことが大切です」と述べた。

　式典には石破茂首相ら三権の長も出席。陛下が１月に皇后さまと視察した「阪神・淡路大震災記念　人と防災未来センター」（神戸市）など、気象業務に功績のあった団体・施設や個人への表彰も行われ、陛下は拍手を送った。