米人気ドラマに11年間全251話中240話に出演、“ハリウッドの殿堂”入り女優が死去

米女優のロレッタ・スウィットが死去した。87歳だった。米人気ドラマ「マッシュ」でマーガレット・“ホット・リップス”・フーハン役で知られたロレッタは、5月30日未明、ニューヨークの自宅で老衰のため帰らぬ人となったことを広報担当者がハリウッド・リポーターに明かした。

ロレッタは1972年から1983年まで放送された「マッシュ」に出演し、全251話中240話に登場。同作でエミー賞に10回ノミネートされ、2度の受賞を果たした。2004年、テレビアカデミーのインタビューで自身の役について「彼女は当時としては特異な存在であり、物語の中で成長し続けた。こうした描かれ方は珍しい」と語っていた。

映画では「フリービーとビーン／大乱戦」（1974年）、「悪魔の追跡」（1975年）、「S.O.B」（1981年）、「ボードヘッズ」（1998年）などに出演した。

1937年11月4日、ニュージャージー州パセーイクで生まれたロレッタは、ニューヨークのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演技を学んだ。1989年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム（ハリウッドの殿堂）に名を刻まれている。

1983年に俳優のデニス・ホラハンと結婚し、1995年に離婚した。またロレッタは長年にわたり動物愛護活動家としても知られており、1981年からは完全菜食主義者（ヴィーガン）となっていた。

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