写真ブロードウェイの大御所女優として知られるパティ・ルポーン(76歳)が、同業者に対する不適切な発言を謝罪した。
「ヘルズ・キッチン」に出演中のケシア・ルイスに対して侮辱的な発言をし、トニー賞を複数回受賞しているオードラ・マクドナルドについても「友人ではない」と発言。これらについて、5月31日、自身のインスタグラムで正式に謝罪文を発表した。
ドラマ「glee/グリー」への出演でも知られるパティは「長年、私は舞台界で率直に物を言い、謝罪することはありませんでしたが、今回は違います」と述べ、「特にケシア・ルイスに対する発言は、侮辱的で敬意を欠いていました。感情的で軽率な応答だったことを深く反省しています」と記した。また、今後は当人らと直接話し、誠意をもって謝罪したい意向も示している。
この発言を受け、舞台俳優約500人が連名で公開書簡を発表。「ルポーン氏の言動はハラスメントに該当する」と非難し、今後のトニー賞など公式イベントからの除名を求めた。
パティはこれに対し、「公開書簡に書かれていたことには全面的に同意します。舞台とは、互いに支え合い、誰もが居場所を感じられる場であるべきです。私は間違いを犯しました。それを認め、責任を持って償いたい」とコメントしている。
書簡には、トニー賞受賞者のジェームズ・モンロー・アイグルハート、J・ハリソン・ジー、マレア・ジョイ・ムーンのほか、ウェンデル・ピアースやジャケエル・スパイビーら実力派俳優、ミュージシャンのコートニー・ラブも署名している。
演劇界では、著名人による有害行動への対応の甘さが以前から問題視されていた。
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