武田鉄矢、星野さんから聞いた長嶋さんエピ披露「打った後“今のは魔球！”とほめてくれる」

プロ野球の巨人の監督を2期15年にわたって務めた巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄（ながしま・しげお）さんが、3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で亡くなった。89歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行うという。

フジテレビ系情報番組「サン！シャイン」（月〜金曜午前8時14分）ではコメ問題についての特集を放送していた午前8時54分、長嶋さんの訃報を速報でアナウンサーが伝えた。

その後、同9時4分ごろから詳細に長嶋さんのニュースを報じた。スペシャルキャスターの俳優武田鉄矢（76）は「いやあ…昭和が遠ざかりますなあ」と悼んだ。武田は長嶋さんの自宅を訪れたことがあるといい「私はお家に行って奥様からお茶をいただいて、長嶋さんと世間話を…」と振り返った。

さらに星野仙一さんから生前に聞いたという、長嶋さんとの対決エピソードを武田は披露した。

「長嶋さんと戦ったライバルたちから長嶋さんの印象を聞く…っていう番組をやってて。楽しい番組でしたね〜。星野（仙一）さんから聞いた話では、ピッチャーマウンドで投げる時、バッターボックスの長嶋さんが話しかけてくるっていう。聞こえるんですって、声が。バッターボックスで“仙ちゃん、いい球ちょうだい”って。（星野さんが）カーッっとなってすごい球を投げると、それを（長嶋さんが）カーンと打つんですって。で、打った後の長嶋さんも見事で、塁間を走りながら“仙ちゃん、今のは魔球！”ってほめてくれるんですって。“打てるのは僕しかいない”って。星野さんがおっしゃっていたのは“長嶋がいたから僕らは練習したんだ”って。“長嶋というライバルを打ち倒すために自分たちは頑張ったんだ。長嶋がすべてだった”って。ジーンときたのを覚えてますね」と星野さんから聞いたライバル話を明かしていた。