『ワイスピ』ヴィン・ディーゼル、性的暴行裁判でまず1勝

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2025年06月04日 19:11  クランクイン!

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『ワイスピ』ヴィン・ディーゼル、性的暴行裁判でまず1勝 (C)AFLO
 「ワイルド・スピード」シリーズで知られるヴィン・ディーゼル。2023年末に、元アシスタントの女性から、2010年にホテルで性的暴行をされたとして訴えられていたが、その一部が棄却された。

【写真】『ワイルド・スピード MEGA MAX』フォトギャラリー

 これまでの報道によると、ヴィンの事を訴えているのは、『ワイルド・スピード MEGA MAX』の撮影時にアトランタでアシスタントをしていたアスタ・ジョナサン。セントレジス・ホテルのスイートでヴィンに襲われたとし、被害の状況を詳細に訴えたほか、事後にヴィンの妹で同作のプロデューサー、そして彼の製作会社のトップでもあるサマンサ・ヴィンセントから連絡があり、解雇を言い渡されたと主張していた。

 Peopleによると、現地時間6月3日ロサンゼルス郡上位裁判所のダニエル・M・クロウリー判事が、この裁判で暫定的な判決を下し、カリフォルニア州公正雇用住宅法(FEHA)が適用される4つの訴因、FEHAに違反する「差別」と、「敵対的な労働環境」、「報復」、そして「差別や嫌がらせ、報復防止の怠慢」について、時効を理由に棄却したそうだ。

 これを受け、ヴィンの弁護士は同サイトに対し声明を発表。「別の州で15年も前に2週間にも満たない期間、彼の会社で働いていた人物が、カリフォルニア州の裁判制度を利用してこのように根拠のない訴えを起こすとは残念だ。裁判所は今日、依頼人の申し立てを認め、この根拠のない訴訟の半分を全面的に棄却した。我々は次に反論の余地のない証拠を提示し、実際には何も起きていない架空の申し立てを完全に終わらせるつもりだ」と述べた。

 被害を訴えたアスタの弁護士は、同サイトへの声明で「裁判所による今回の限定的な決定には敬意をもって異議を唱えるが、裁判所は本件の残りの訴因に対し影響を及ぼすような事実認定を一切していない。我々は、正義を求める依頼人のため、引き続き精力的に弁護を行っていく」と述べた。

 なお、この裁判では他に、労働法第1102.5条に違反する報復、労働法第98.6条に違反する報復、公序良俗に反する不当解雇、性的暴行、監督不行き届きおよび雇用継続の怠慢、故意の精神的苦痛の6件で訴えられており、この後も審理は継続する見込み。
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