
【動画】パンデミックに日本が初めて直面した緊迫の瞬間を捉えた冒頭映像が初解禁!
2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした新型コロナウイルス。本作は世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品だ。
2020年2月に横浜港に入港した豪華客船で新型コロナウイルスの集団感染が発生。未知のウイルスに立ち向かったのは、目の前の「命」を救うことを最優先にした人々だった―。
DMAT指揮官であり救急医の結城(小栗)は神奈川県庁からの突然の電話で、横浜港に停泊中の豪華客船から新型コロナウイルスの陽性患者が出たことを説明され、本来災害医療対応の組織であるはずのDMATへの出動要請を受けた。翌日、県庁の対策本部で指揮を執ることとなった結城と、厚生労働省の役人・立松(松坂)が顔を合わせる。議論が交わされる中、立松は結城に向かって「DMATの方たちに船に乗り込んでいただけませんか?」と冷静に言い放つ。立松からの要求に結城は、「約束が違いますよ! 未知のウイルスが蔓延している船の中に隊員を行かせるなんてできません」と声を荒らげ反発する―。
本作で初共演となった小栗と松坂。お互いの印象について小栗は「このままのお人ですけどね。優しい人です。とっても」と、松坂は「本音で話したくなるような、そういう気にさせる不思議な方だなと思って。武装というか、鎧を解いてしまう不思議な方でした(笑)」と明かしている。
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さらに、先日解禁となった豪華俳優陣からのコメントに続き、各界の著名人からもコメントが続々と到着。フリーアナウンサーの武田真一は「ひたすら目の前の患者を救うために身を投げ出す。その姿に心が震える」とコメントを送り、日本医師会副会長のかまやちさとしからは「リアルに描かれており、感動を覚えました」との感想が。
俳優の沢尻エリカは「この映画を世に送り出してくださったスタッフやキャストの皆さんに、心からのエールを送ります」と本作にメッセージを送り、未曾有の状況に立ち向かった名もなきヒーローたちの姿に心打たれたという声が数多く寄せられている。
映画『フロントライン』は、6月13日より全国公開。
新たな著名人のコメント全文は以下の通り。
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■かまやちさとし/日本医師会副会長
当時、私も感染症危機管理対策の担当役員として豪華客船にいち早く乗船し、その後の対策の検討にも参画させて頂きましたが、医師を始め医療従事者達は乗客らの命と健康を守るため、未知のウイルスと懸命に闘っておられました。本映画にはその状況がリアルに描かれており、感動を覚えました。いつ起きるか分からない新興感染症に備えるという意味でも本映画は医療関係者ばかりでなく、多くの方々にぜひ見て欲しい作品と言えます。
■沢尻エリカ/俳優
日本、そして世界中が翻弄された、得体の知れない未知のウイルス。
ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染に関するニュースは、連日のようにテレビで取り上げられていたため、当時のことは今でもよく覚えています。
その最前線では、多くの方々が、答えの見えない状況の中で懸命に戦っていたことを知り、深く心を動かされました。
忘れてはならない歴史的な出来事の現場で何が起きていたのか――。
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■SYO/物書き
震えた。当事者の真実にも、純粋な作品の強度にも。
作り手の真摯な態度が、クオリティに直結した傑作。
そこに観客が記憶を重ねた時、この映画は完成する。
次代に手渡し、未来へと繋ぎたい。知の方舟として。
■新谷里映/映画ライター
この映画には、本物のヒーローがいました。逃げ出したくなるような最前線で、それぞれが“やるべきことをやる”のだと未知のウイルスに挑んだ人たちは、紛れもなくヒーロー。決断力のある、勇気と優しさのあるヒーロー。そして、事実に基づく物語をエンターテインメントとして届けることにも意味があって――。記憶に残るだけでなく、この先の指針にもなる、現代を生きる私たちに必要な映画でした。
■武田真一/フリーアナウンサー
全てはここから始まった。
まだ「謎のウイルス」と呼ばれていた2020年2月。
あの豪華客船の中でいったい何が起きているのか
見えざる敵に人々はどう立ち向ったのか
この作品でようやく知ることができた。
小栗旬さん、窪塚洋介さんらが演じるDMATの医療スタッフは
感染の恐怖、世間からの誹謗中傷に耐えながら
ひたすら目の前の患者を救うために身を投げ出す。
その姿に心が震える。
メディアや行政の問題点、様々な意見に翻弄される情報空間の危うさも鋭く描き出される。
あれから5年。
失われる命、自粛、ワクチンへの期待と猜疑、利他の心…
パンデミックから学んだことは、今も、胸に刻まれているか?
風化させてはならない教訓を思い起こさせてくれるかけがえのない作品だ。
■坪田信貴/「ビリギャル」原作者
「豪華な俳優陣で描く壮大なアクション映画を想像していましたが、真逆の「静」の映画でした。しかし、自分の頭と心が終始動き続ける。こんな映画は初めて。見終わった後は、感動と、自分の人生を見つめ直す気持ちでいっぱいになりました。「正しさ」ってなんなんでしょうか…。」
■中田秀夫/映画監督
あの時、クルーズ船内で何が起きているのか分からないままどこか「他人事」と感じていた。
私たちが真剣には知ろうとしなかった内実が、眼前に、胸に迫ってくる。一刻一秒を争う中、
合理的判断を下す冷静さと、「乗客の命を守る」という「職分」を全うしようとする情熱。
自らの感染も覚悟した方々も数多いだろう。彼らの仕事にとって至極当然とも言えることが、
いかに尊いことかを、この映画は真摯に語りかけてくれる。
■中井圭/映画解説者
国内で最初にコロナと対峙した医師たちによる知られざるヒーロー映画であり、所詮は他人事だと考えてきた我々の振る舞いについての警鐘でもある。
ルールではカバーできない人道に対する問題提起でもあり、法さえ守ればそれが正解という思考停止した現代の価値観に一石を投じ、観客を揺り動かす。
■ラファエル/YouTuber
この作品は、コロナ禍の中で最前線に立ち続けた医療従事者や、命と向き合った人々のリアルな姿を映し出していて、終始胸が締めつけられました。
僕自身、コロナが発生した初期に感染し、救急車で運ばれて隔離・緊急入院となりました。
呼吸がうまくできず、入院中はお風呂もトイレも酸素マスクが手放せず、「このまま死ぬのかな」と思ったことを、今でも鮮明に覚えています。
そんな経験があるからこそ、この映画に登場する人々の苦悩や覚悟に深く共感し、心を動かされました。
当時、命を支えてくれた医療現場の方々に、改めて感謝の気持ちを強く抱きました。
単なる記録映画ではなく、「あのとき」を生きたすべての人の心に響く感動の物語だと思います。