室井滋(66)が7日、東京・テアトル新宿で行われた深川麻衣(34)の主演映画「ぶぶ漬けどうどす」(冨永昌敬監督)公開記念舞台あいさつで、大相撲を砂かぶりで見て、テレビに映り、力士が倒れ込んでくるのが夢だと熱く語った。
「ぶぶ漬けどうどす」は、脚本家アサダアツシ氏が企画立案、構想に7年を費やした完全オリジナル作品。京都で450年続く老舗扇子店に東京から嫁いできた、深川演じるフリーライター澁澤まどかが、老舗の暮らしぶりをコミックエッセーにしようと街のおかみさんたちに取材を続ける。その中で、京都の文化を知らないばかりに「本音と建前」に戸惑い、翻弄(ほんろう)され、京都愛が強すぎるあまりに大騒動を引き起こしてしまう。室井は、まどかの夫で扇子店の長男真理央を大友律(33)の母で老舗扇子店のおかみ環を演じた。
劇中の、まどかの“暴走機関車”のような行動にちなみ「偏愛しているものは?」と質問が出た。
室井は「お相撲が、ものすごく好きで、両国でたる時は、ほぼ必ず行っています。砂かぶりは相当、高いみたいで座ったことはないんですけど」と語った。そして「私の夢は、あそこに座って、テレビに映って、私のここ(膝付近)に、お相撲さんがウワーッと(倒れ込んで)くること」と言い切った。
環の夫達雄を演じた松尾貴史(65)から「(元力士の)審判の人たちがいて、あの人たちだってケガして大変みたいで」と突っ込まれると、室井は「推しの人が出る時は一緒に四股を踏むようにしています。女性の方、体に良いようなの1日1回、四股を踏んで欲しい。推しの(力士の)タオルが、大漁にあって…」と笑った。
|
|
「ぶぶ漬け」は京都弁で、お茶漬けのことで、タイトルにも使われた「ぶぶ漬けどうどす」とは、京都の人が早く帰って欲しいお客に対して本心を隠し、遠回しに言う言葉。撮影は、行楽客でにぎわう秋の京都で、正真正銘の老舗を借りて敢行した。この日は、まどかのエッセーを漫画に書く、タッグを組む仕事仲間の漫画家・安西莉子を小野寺ずる(36)も登壇した。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。