おかずクラブ・ゆいP、木村拓哉に感動 スタジオが「急に静まり返った」【オリコンライターズ】

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2025年06月08日 18:00  ORICON NEWS

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8日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系)に出演するおかずクラブ・ゆいP
 顔出しNGの敏腕ライターたちが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。8日(深1:30)の放送は、10日放送の『ザ!世界仰天ニュース 2時間SP』(日本テレビ系 後9:00)から、おかずクラブのゆいPが登場する。無名時代、同番組の再現VTRに出演しており、不思議な縁があるという。

【写真】平愛梨似!?“主役級”メイクのおかずクラブ・ゆいP

■生意気キャラを演じていたら、DMに批判殺到

 2001年の放送開始以来、25年目に突入する『ザ!世界仰天ニュース』。実は、ゆいPは無名時代にこの番組に出演していた。

 「私が呼ばれるのってダイエットスペシャルのときが多いのですが、実は最初に出演したのは再現VTRなんです。まだ駆け出しの頃で、フードコーディネーターさんが用意してくれた食事を毎回きれいに完食していたら、やっぱり作る方もうれしかったみたいでまた呼んでくださって。その後、私がテレビに出られるようになって、パネラーとしてコーディネーターさんに再会したときは、ちょっとした感動でしたね」

 芸人のサクセスストーリーとリンクするのは、長い歴史がある番組ならでは。

 「その話で言えば、今回、野呂佳代さんも出演されていたんですけど、もう私が知っているバラエティの彼女じゃありませんでしたね。完全に女優枠で、ちょっといじってもさらっと受け流される感じで、オーラがすごかったです!」

 今回のスペシャルは「元女性アナウンサーへのストーキング&誹謗中傷」、さらに「恋する男性のためについてしまった嘘で人生が台無しに!」「炭水化物抜きダイエットで命の危機に陥った女性」の3本立て。テレビでは時折鬼の形相を見せるが、実際は非常に朗らかな人柄のゆいPも、最近、とある批判的なコメントに驚いたという。

 「この前、おかずクラブのYouTubeチャンネルで、あるハンバーガーショップのメニューを食べる企画をやりまして、YouTubeなのでみんなで自由にわいわいやってたんです。テレビの食レポなら、絶対に最初はバーガーからいきますけど、ナゲットとかスイーツとかばっかり食べたり。そうしたら、『全然バーガー食べないって、視聴者のこと考えてなさすぎる!』『みんなで食べるナゲットをゆいPさんだけ6個も食べてひどい!』みたいなコメントが寄せられて、“そんなところまで言ってくるんだ!”ってびっくりしました(笑)。あと、別の日に地方営業の楽屋でお弁当を食べる動画を撮ったときは、『オカリナさん、全然手を拭いてない!』みたいなコメントがあって。2人で“何のことだろう?”って動画を見返したら、本当におしぼりで指をマッチで擦るくらいしか拭いてなくて、それは普通に正しい指摘でした(笑)」

 ある番組で先輩芸人に歯向かうキャラを演じていたところ、「生意気だ」「番組の品格を汚す」などとDMが送られてきたこともあるという。

 「みなさん、ピュアですよね。ただ、そう思わせているところもあって、テレビだと『いじわるな編集をしてみました』とか言ってくるディレクターさん。それで私のところに怒鳴り込まれるんだから、たまったものじゃないです(笑)」

■鈴の音とともに降臨した「木村拓哉」

 番組の後半は取り調べの刑事に恋をしてしまった女性のエピソード。緊張していた本番前、やさしく声をかけてくれた先輩芸人につい恋をしてしまう、なんてエピソードはあるのだろうか?

 「それはないんですけど、あまりにかっこよすぎて感動した方はいます。木村拓哉さん! あるスタジオでがやがやしていたんですけど、急に静まり返った一角があって、“りん”と鈴の音が鳴ったような感覚があったんです。まるで神様が降りてきてみたいな。それで、その方向を見たら木村さんがいたんです。私、そんな感覚になったの、人生で最初で最後です」

 道ならぬ恋はないが、普通に恋多き女だというゆいP。

 「よしもとのNSC時代はとにかく面白い人が好きで、ちょっといいボケした人に次々と恋しちゃってました。いいボケが出るたびに乗り換えていくんで、結局、1年間に20人くらいローテーションしてて。それをオカリナさんがメモしてたんですけど、あるとき、そのメモを落として、しかも、当時好きだったいぬの有馬君が拾っちゃったんです。ただの名前が書かれたメモなんですけど、有馬君もぴんときたらしくて、『あいつ、人を好きになりすぎやろ』って大恥をかいたことがありましたね。とにかく惹かれるのは、外見とかより才能。あとは、怒らない人がいいです。大人になって怒られるのって、しんどいじゃないですか(笑)」

■とにかくネタを作らず、高級老人ホームに入りたい

 大学卒業後、23歳でNSCに入学したゆいP。今ではテレビで大活躍だが、下積み時代は相当苦しかったと振り返る。

 「ネタ見せが深夜にあるときもあって、タクシーに乗るお金もないから、トイレの個室で寝たりしてました。ネタの締め切りに間に合わなくて、公園で野宿していたことも。ただ、6年くらい下積みして、テレビに出れるようになったら、今度はあんなに一生懸命やっていたネタづくりに対するモチベーションがまったくなくなっちゃったんです」

 よしもとは潤沢な舞台出番があることでも知られているので、ネタが作れなくなるのはかなり痛いのでは?

 「私たち、延々とコントと漫才の2本で回してましたから。人気芸人が出ている日のルミネ3ステージとかだと、全部見に来るお客さんもいるわけです。そのお客さんを前になんとかコントと漫才の2本で、ちょこちょこアレンジしつつ。もう冷や汗ですよ」

 そしてある日、劇場の壁に決定的な声が貼られていた。

 「お客さんの声としてアンケートが劇場の壁に貼られるんですが、『〇〇さん、最高でした』『めっちゃ面白かったです!』という声に交じって、『おかずクラブ、テレビだけじゃなくネタも頑張ってください。同じネタやり過ぎです』ってアンケートが貼られていたんです。もうさらし者!ただ、アンケートを全部貼っているわけじゃないから、わざわざそれが貼られたということは、ルミネからのメッセージだったんです、『おまえら、いい加減にしろよ』っていう。ただ、それでも私たち変わらなかったんです(笑)。オカリナさんはもちろん、私も全然ストイックじゃないんで、どっちかが面倒くさくなると、まずやらないんです」

 ただ、YouTubeチャンネルが軌道に乗り始め、ようやく重い腰を上げてネタを作ると、昨年、2019年以来2度目となる『THE W』決勝進出を果たした。

 「なんとかこのままゆるゆるとやり過ごして、高級老人ホームに入るのが夢ですね。今の高級老人ホームやばいですよ、なかにカジノまであるって聞きました。足腰が弱らないように運動するとペリカみたいな通貨がもらえて、それでカジノで遊ぶらしいです。将来、オカリナさんは国の借金返すくらいの大金持ちになるって言ってますが、私は老人ホームで手を打ちます」

 相方のオカリナがゆるキャラなので、ゆいPはストイックと見られがちだが、蓋を開ければ2人そろってゆるキャラのおかずクラブだった。
(取材・文/マイティ・M)
※取材の模様は、8日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系/日曜 深1:30)でもご覧いただけます。

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