南沙良、主演映画舞台あいさつで「生きること難しいと日々、常に思って」吐露も馬場ふみかと笑顔

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2025年06月08日 18:58  日刊スポーツ

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映画「愛されなくても別に」完成披露上映会で笑みを浮かべる南沙良(撮影・村上幸将)

南沙良(22)が8日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「愛されなくても別に」(井樫彩監督、7月4日公開)完成披露上映会で「水が苦手…漬かるのが怖い」と明かした。一方で、共演した馬場ふみか(29)と井樫彩監督(29)と終始、笑顔で会話し、仲の良さを会場内に振りまいた。


「愛されなくても別に」は、21年に第42回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃氏の同名小説の実写映画化作品。南が演じる宮田陽彩、馬場演じる江永雅は、互いに親子関係に問題を抱えながら前に進んでいく物語。南は現場で話したこと、役どころについて意識したことを聞かれると、馬場と顔を見合わせて笑った。そして「現場でお話しすることはなくて。監督がクランクイン前に資料を作ってくださったのが役に立った」と振り返った。「最初に原作を読ませていただいた。すごく不安定な子だなという印象。不安を自分の中で安心材料にする子で、少し自分に通じると思ったので芝居に生かせれば」と語った。


印象に残ったシーンを聞かれると、南は「水のところ。私は水が苦手…見ずに漬かるのが怖い。大変でした。気持ち的にも、物理的にもきつかった。浮けなかった。沈んでいくから監督が支えていた」と振り返った。井樫監督は「はい。外側から、偉そうに見ているのも、あれかなと」と振り返った。


トークの中で、南と馬場は何度も視線を合わせ、そのたびに笑った。馬場は「互いに人見知りなので、最初はどうやってしゃべろうかなと思っていたんですけど、毎日、撮影し、お互いの存在が慣れていく感じで、役の関係に反映され、仲良くなったよね」と南に呼びかけた。井樫監督は「撮影中、気付いたら隣に無言でただ座っているのが良いなと。社交辞令の会話もしないけど、ボソボソ、ひと言、二言、しゃべってお茶を飲んでいるのがすてき」と2人の関係性を評した。


南は舞台あいさつの最後に「本当に、生きるということだけで、すごく難しいと日々、常に思っていて。そう思う人もたくさんいると思う。そういう人に届いたら良いな…登場人物の悩み、結城が寄り添えたらいいのではないか。たくさんの人に見ていただけたら」と客席に呼びかけた。

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