広瀬すず、中学生からの質問「どうやってそこまで入り込める演技ができるのか?」に回答

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2025年06月09日 05:51  ナリナリドットコム

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女優の広瀬すず(26歳)が6月8日、映画『宝島』沖縄キャラバンの一環として、那覇市立那覇中学校を訪問。中学生たちとの特別交流会を実施した。

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混沌とした時代を、自由を求めて全力で駆け抜けた若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く衝撃と感動のエンターテインメント超大作『宝島』。歴史の陰に埋もれたアメリカ統治下の沖縄の真実を描き切った真藤順丈氏の直木賞受賞作を、二度の撮影延期の危機を乗り越えながら完成させた作品だ。主演を妻夫木聡が務め、ほかに広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが出演している。

交流会では、事前に映画を鑑賞した生徒たちが妻夫木、広瀬、大友啓史監督らに直接質問する「質問コーナー」や、キャストから子どもたちに質問するなど、温かく時に熱い想いを交わす時間が生まれた。

その中で、広瀬には「演技力について、どうやってそこまで入り込める演技ができるのか?」という質問があがり、広瀬は「こんな大先輩の前で語ることは難しい」と恥かしそうに妻夫木を振り返りながらも、「役を演じるにあたり知らなかったことが多く、これが受け継がれていくために、映画というコンテンツを使って伝えていきたいと思いながら演じた。そして、また、その中で自分の中で生まれたものを大切に演じた」と、真摯に回答。

続いて「さまざまな方言が出てきますが、難しかった言葉、残したいなと思った言葉は?」という妻夫木への質問に対し、感情を入れていくとアクセントが変わってしまうことがある難しさを語り、一番心に響いたセリフは「打ち返したら戦争じゃあらに」という永山瑛太が演じたオンのセリフをあげ、「じゃあどうすれば良い? というのはわからないけど、これを考えるのが日本の未来につながるのではないか」と熱く語った。

交流会の最後、広瀬は「皆さんの素敵な言葉とまっすぐな目で見た作品の感想や、疑問を生の声で聞けたことに、今までの苦労が報われた」と感謝。妻夫木も「地元の子どもたちと議論できるのがすごく楽しいし、素直な気持ちに触れて本当に嬉しかった。過去を描くことが未来への問いかけになる、と思って作ってきた。そして死は終わりではなく、先人たちの想いは胸に刻まれている。僕たちはその想いを受けて精一杯生きていかなくてはいけないし、これからどう生きるべきなのか、お互いに手と手を取り合って考えていくきっかけになるような映画になったら嬉しい」と、熱い想いを改めて伝えた。

映画『宝島』は2025年9月19日より全国公開。


☆『宝島』あらすじ

沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。
やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す――。
消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか? そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは――。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250695873.html



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