100歳まで落語家宣言をした林家木久扇 (C)ORICON NewS inc. 落語家の林家木久扇(87)が13日、東京・渋谷の渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで、今年米寿&芸能生活65周年の記念落語会を開催。取材会を開いた。
【写真】数量限定発売する『シン林家木久蔵ラーメン』を手に笑顔の林家木久扇 木久扇は、1960年8月に三代目桂三木助に入門。61年に八代目 林家正蔵門下に移り、林家木久蔵となる。2007年、林家木久扇を襲名。長く『笑点』の大喜利で活躍していたが、昨年3月に、55年出演していた番組を卒業した。半世紀を超える55年の歴代最長出演となっていた。
この日は、木久蔵も落語家生活30周年となる息子の二代林家木久蔵と一緒に登場。芸能生活65周年を迎えた木久蔵は「落語協会で現役なのは私が1番上になっちゃった。明日も寄席に出るんですけど、現役でやってるのは私がトップということでございまして。誇りに思っております」とにっこり。「後輩のためにも元気な姿をずっと見せてあげたい。落語界の隆盛のために」と決意を語ると「難しい言葉を使いました」と付け加えて笑わせた。
木久扇は「笑点の送り人になった」と歴代の司会者5人の名前を挙げて振り返ると「卒業する時に送り損なったのが春風亭昇太」と冗談めかして話した。木久蔵は「日テレさんにしても、『笑点』のプロデューサーにしても、父の扱い方をどうしていいかわかんない状況なんです。卒業した後に唯一、元気なんです。生き字引として、これからも元気に長生きしてもらいたいと思います」と話していた。
がんを2度も患ったが元気に生活をしている。毎朝1時間ほど、ラジオ体操などで体を動かすことが健康の秘訣だそう。すでに再来年のスケジュールも入っているという。木久扇は「驚いちゃうのが『再来年に出演していただけませんか?』というお電話が来る。ありがたいから、お受けしたんです。そこまでは生きなくちゃ」と意気込み。「師匠が『先へ先へと予約を取っちゃえば私はそこまで生きる』という言葉が胸に響く。来年、再来年の仕事が来たら引き受けちゃう。で、そこまで生きることを繰り返していけば、うまくやれば100歳まで行ける。そうすると100歳で面白いことを言っている人がいる、ということでもっと売れるんじゃないか」と皮算用をして笑いを誘っていた。
また、木久扇は『シン林家木久蔵ラーメン』を発売することも発表。16日から期間限定、数量限定で発売となる。