DUCATI team KAGAYAMA、全焼したマシンを復活へ。鈴鹿8耐に向けクラウドファンディングを6月13日から開始

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2025年06月14日 07:40  AUTOSPORT web

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加賀山就臣(DUCATI Team KAGAYAMA)/2025鈴鹿8時間耐久ロードレース 合同テスト
 DUCATI Team KAGAYAMAは、全日本ロードレース選手権のSUGO公開テストにてクラッシュし車両火災で全焼したマシンを復活させ、2025 FIM 世界耐久選手権”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会で優勝することを目的としたクラウドファンディング『DUCATI 【炎上再生プロジェクト】〜皆様の力を借りマシン復活を〜再び8耐へ』を6月13日(金)12時より開始している。

 2024年シーズンから全日本ロード JSB1000クラスにドゥカティパニガーレV4 Rを走らせているDUCATI Team KAGAYAMAは、ライダーに水野涼を起用し、初年度に2開催目のもてぎと鈴鹿で3レースを制して、初の海外車両優勝などの記録を作り、年間ランキング3位を獲得。鈴鹿8耐でもドゥカティで参戦し、4位に入る実力を見せた。

 2年目となる2025年は、開幕戦となった1レース制の第1戦もてぎ2&4レースで優勝し、幸先の良いシーズンスタートを切った。しかし、5月14日のSUGO公開テスト2日目に高速の13コーナーである110Rで転倒を喫した。マシンがコース外まで飛び炎上、水野はスポンジバリアの下に潜り込むほどの大クラッシュとなった。

 幸い水野は大事に至らなかったものの、肩部の骨折が判明して第2戦SUGOの欠場を余儀なくされ、現在も療養中だ。また、炎上したマシンは、消火活動が遅れこともあり全焼、全失となってしまった。

 今年も鈴鹿8耐にエントリーしているDUCATI Team KAGAYAMAは、全焼したマシンを復活させるために多額の費用がかかるとして、6月10日にクラウドファンディングプロジェクト『DUCATI 【炎上再生プロジェクト】〜皆様の力を借りマシン復活を〜再び8耐へ』を発表。目標金額を3000万円としたAll-in方式で、5000円から100万円まで支援金に応じたリターンが用意されている。

 リターンの内容は、レースレポートのメール配信やリストバンド、スポーツタオル、応援Tシャツ、クラファン限定応援Tシャツなどのグッズ、全日本ロードレース選手権 観戦チケット、水野選手&加賀山監督とのファンミーティングをはじめとした各種イベントへの招待、スポンサー枠にピットボードに個人/会社名を表記など多数。なお、上述のグッズは、本プロジェクトオリジナルのものとなっており、一般発売の予定はないという。

 6月11日の鈴鹿8耐に向けての特別スポーツ走行では、水野が回復と調整のため不在の中、加賀山就臣監督が自らドゥカティ パニガーレV4 Rに乗り込み、さらに鈴鹿8耐で優勝経験もあるレオン・ハスラムを招聘し、ふたりで周回を重ねた。鈴鹿8耐のライダーラインアップは確定していないが、外国人ライダーやMotoGPライダーまで検討をしているため、今年や来年のレースを楽しくしてくれそうだ。

 クラウドファンディングの詳細は、『DUCATI 【炎上再生プロジェクト】〜皆様の力を借りマシン復活を〜再び8耐へ』の支援プロジェクトページ(https://camp-fire.jp/projects/854652/view)を確認してほしい。

https://twitter.com/ducati_kagayama/status/1932293713419800623

[オートスポーツweb 2025年06月14日]

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