
出産というおめでたい出来事をきっかけに、夫婦仲に亀裂が入ってしまうこともある。投稿を寄せた首都圏在住の30代女性は、第一子を出産した数年前の出来事を明かす。病院が提供する無料の送迎サービスを利用する予定だった女性は、陣痛が来たため病院に連絡をして送迎の手配を頼んだ。
病院と自宅は車で片道20分ほどだが、20分以上経っても到着しなかった。病院に問い合わせると、「車は最初の電話があってすぐに向かいましたが、どこを走っているか分かりません。もう少しお待ちください」と言われるだけだった。
夫も付き添う予定だったため、別のタクシーを呼んでしまうと、すでに依頼していた送迎の運転手と行き違いになる可能性があった。そのため、到着を待つしかなかった。
結局、送迎の車が来たのは初めの連絡から1時間以上経過した後だった。いつ破水するかわからない中、送迎を待つのは極めて不安な状況だ。しかし、
「到着した運転手からは謝罪はなく、車内で私が問い詰めると『いつもの道が工事中でした』とにやけるだけでした」
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というありさま。その後も運転手の対応は納得のいくものではなかった。(文:西荻西子)
謝罪の言葉すらない運転手に怒り心頭の女性
病院へ到着すると、看護師から「送迎が遅れて申し訳ございませんでした」と謝罪を受けた。運転手の態度が許せなかった女性は、「遅れても謝らなかった運転手にがっかりしました!」と強く抗議した。すると、
「看護師はさらに深く頭を下げました。その様子にますます怒りを覚えました。その運転手は一方的に遅れて謝らず、他の人の頭を下げさせるようなことをしたのです」
と、怒りをあらわにした。続いて「さらに許せなかったのが夫の態度でした」と憤る。
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「夫はその運転手に何の感情もなく、私が看護師に運転手の態度を責める発言したことに対し、『病院の人に苦情はダメだよ!あの運転手はそんなに悪そうな人に見えなかったけど』と私を責めたのです」
夫は謝罪の有無をまったく気にしておらず、運転手が「いつもの道が工事中で遅れた」というなら信じればいいと考えていた。さらには「処置室へ向かう際エレベーターのボタンを押してくれたから、本当はいい人なんだと思えた」とまで擁護した。これに女性はカチンときたという。
運転手に悪気はないのかもしれないが、妻がこれほど怒り、傷ついていることを理解しようとしない態度には、信頼が揺らいでしまってもおかしくない。
現在も婚姻関係は継続中だが…
「翌朝、無事長女を出産したものの怒りの感情は残りました。運転手を含む病院の不真面目な態度、それを悪く思わない夫。出産後のストレスもあってこの人とは一生は過ごせないとふと感じたのです」
その後、女性は病院の投書箱に運転手の特徴や不真面目な態度を記して投函した。その運転手は厳重注意を受けたそうで、女性は「少しはスッキリしました」と明かす。ただ、夫に関してはこの一件で見る目が変わり、
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「現在、離婚はせず夫と長女と3人で暮らしていますが、夫の責めるべき人を責めず、他人に甘い考えは少し心配です」
と複雑な心境を明かした。
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