本州のほぼ中央に位置する長野県は、県の面積のうち約8割が山地という山岳県。「日本の屋根」とも呼ばれる山々が連なり、千曲川や木曽川といった川も流れる自然豊かなエリアです。そうした環境を生かした特色ある学びが県内各地で展開されており、公立高校でも農業や林業に関する学科が設置されています。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、長野県在住の60代以上を対象に「長野県の公立高校で優秀な生徒が多いと思うのは」というテーマでアンケートを実施しました。
長野県にある公立高校のうち、県内在住の60代以上の多くから「優秀な生徒が多いと思う」高校として支持を集めたのはどの高校だったのでしょうか。さっそく見ていきましょう!
第2位は、長野市にある「長野高校」で、得票率は18.9%でした。
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1884年に設置された「長野県中学校」を源流とし、1957年に現在の校名に改称された長野高校では、毎週土曜日を活用して「土曜セミナー」を実施。このセミナーは、将来の社会貢献・社会参加を視野に入れ、生徒が目標を持って大学への進学等に取り組むことが目的です。セミナーでは、卒業生をはじめとした一流の講師を招き、幅広い教養の醸成を行う「文教講座」や、「学力増進講座」「校外模擬試験」を行っています。2025年3月の卒業生は、信州大学をはじめとした国公立大学のほか、難関私立大学、医学科へ多数の合格者が出ており、こうしたことからも「優秀な生徒が多い」という印象があるといえそうです。
第1位は、松本市にある「松本深志高校」で、得票率は21.3%でした。
1876年、開智学校内に設置された「第17番中学変則学校」を源流とし、1948年に松本深志高校として発足。校舎の一部は1935年に落成された当時のままとなっており、登録有形文化財にも指定されています。同校は、「自主的で、確かな思考力と精神的なたくましさを備えた、心豊かな人間」の育成を目指しており、1単位時間を55分として密度の高い授業を展開するほか、標準単位数を上回る単位数を確保することで基礎学力の定着を図るなど、充実した学習指導が特徴です。2025年3月の卒業生は、信州大学をはじめとした国公立大学や難関私立大学、医学科などに多数進学し、高い進学実績を誇ります。こうしたことから、「優秀な生徒が多い」と感じる人が多かったのかもしれません。
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