事故で脊髄を損傷して車いすで活動している、アイドルグループ仮面女子の猪狩ともか(33)が16日までにX(旧ツイッター)を更新。宿泊していたホテルで火災報知機が鳴って避難した騒動についてつづった。
猪狩は【誰かの助けが無いと私は死にます。】と見出しを付け、数時間前の15日未明に起きたという出来事に言及。仮面女子のツアーで宿泊していた名古屋のホテルで女性マネジャーとともに就寝中、火災報知器の警報音で目を覚まし、急いで避難の準備を始めた際のできごとをつづった。
避難しようとしたものの「しかし私はあろうことか、ほぼ肌着状態だったので急いで服を着ましたがこの時点で相当な時間をロス。さらに私は下半身が麻痺していて、車椅子での避難なのでそこでも時間をロス。普段からSNSで『有事の際をイメトレしてガスコンロを置かない』などと言っていますが、実際有事に遭遇しちゃうと完全なイメトレ不足ということが露呈しました…」と反省。
宿泊していた部屋は2階で、エレベーターは停止中。声をかけてくれた見ず知らずの男性に背負われて避難することになったが「ここで私は重大なミスを犯していることに気付きました。【今の私、ノーブラだ…。】しかし! 命と天秤には当然かけられません。ありがたいお言葉に『(ノーブラですが)ありがとうございます! お願いします!(ノーブラですみません)』と伝えて男性におんぶで運んでもらいました」と振り返った。
結局、機器の誤作動だったことが判明したが、「下半身不随の私は有事が起きた際、人の助けが無いと避難が難しいこと。仮に今回出火元が私の宿泊する2階で、火の手が迫っており更に助けが無かったら、避難が遅れて死んでいたかも知れません」と実感したことをつづり、今回の反省として「必ず避難経路は確認しておく」「肌着だけでは寝ない」と記すとともに、サポートしてくれた人々への感謝の思いを書き込んだ。
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