《このドラマのお話を伊與田プロデューサーからいただいたのも何年か前なんですけれど、「キャスター」という役は、演じてみて非常に悩みましたし、難しい役でした》
こうコメントを寄せたのは、阿部寛(60)。6月15日に主演ドラマ『キャスター』(TBS系)が最終回を迎えた。平均視聴率は世帯12.0%、個人7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、第8話、9話の1桁台から勢いを取り戻して大団円で幕を閉じた。
放送に先立って発表された出演者のオールアップコメントで、阿部は冒頭のように率直な思いを告白。《それでも、あれだけの豪華なセットを用意していただき、キャストやスタッフの方たちに支えていただき本当に感謝しています》と続け、《こういうぜいたくな撮影をさせていただくのがとても光栄でした。ありがとうございました!》と結んでいた。
民放テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追及し悪を裁いていく社会派エンターテインメントを描いた本作。阿部が演じる型破りなキャスター・進藤壮一に振り回されながらも、共に真実を追う総合演出・崎久保華を永野芽郁(25)が演じていた。
オールアップコメントでは、次のような熱量のこもったメッセージを寄せていた永野。
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《阿部さん演じる進藤さんの姿を見て、とても日々刺激を受けていて、「こんな人が日本中にいたらいいのに!」と本気で思いながら過ごしていましたし、やっぱり自分自身は作品に携わることが本当に好きなんだなと感じながら毎日を過ごしました。皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました!》
阿部の名前を挙げ、尊敬の眼差しを向けていたが……。共演者やスタッフへの感謝の気持ちを伝えつつも、永野の名前を出すことはなかった阿部とは、やや“温度差”を感じるものだった。
ドラマの第2話が放送された直後、4月24日発売の「週刊文春」で田中圭(40)との不倫疑惑が報じられた永野。芸能界きっての人気俳優同士とあり、高い好感度を揺るがすスキャンダルは大きく波紋を呼んだ。
「記事では田中さんが永野さんの自宅マンションを訪れる様子が伝えられ、2人の“手つなぎショット”も掲載。しかし双方の所属事務所は不倫疑惑を否定し、当人たちも“誤解”と釈明していました。 続く“文春砲第2弾”では、2人の親密ぶりを裏付けるようなLINEのやり取りが報じられることに。この報道についても双方の所属事務所は否定しましたが、あまりの生々しさに世間からいっそう冷ややかな視線が注がれることとなりました」(週刊誌記者)
永野の不倫報道による影響は、ドラマにも及んでいたという。
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「文春が初報を打った直後から、永野さんの演技やセリフに視聴者からツッコミが続出。『必ずあなたより大きなスクープをとってみせます!』『子供だろうが、大人だろうが、間違わない人はいないから』などのセリフで、正義感に満ちたシーンが多かったのですが、“不倫報道がよぎって刺さらない”と醒めてしまう人も少なくなかったようです。
ドラマは4月下旬時点でほとんど撮り終えていたそうですが、こうした事態に制作サイドも対応に追われました。視聴者が違和感を抱きにくいように、永野さんのセリフの言い回しなどを変えるといった再撮影が行われたそうです。ドラマのSNSでも、永野さん単体を収めた画像や動画がアップされる機会が大幅に減りました」(芸能関係者)
こうした状況に、阿部も複雑な心境を抱いていたようだ。永野に不倫疑惑が報じられた直後の“変化”について、ドラマ関係者は語る。
「阿部さんが日曜劇場で主演するのは、今作で3年ぶり6度目。毎クール注目度の高いドラマ枠とあり、阿部さんも十分に気合いを入れて撮影に臨んでいました。永野さんからは“憧れの存在だった”“共演を待ち望んでいた”とも声をかけられ、嬉しそうにはにかんでいたとか。
ドラマの撮影当初も元気な永野さんを見て、“めいちゃんがいるとその場が明るくなる”“理想の娘像ですよね”などと絶賛。カメラが止まっている時も、和気あいあいと談笑していました。
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しかし永野さんに不倫疑惑が報じられると、状況は一変。阿部さんの笑顔は少なくなり、撮影現場には緊迫した空気が漂っていたといいます。阿部さんは’06年の主演ドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)で、田中さんの妻で元女優のさくらさん(41)と共演したことも。それだけに、気まずさもあったのではないでしょうか」
阿部にラブコールを送っていたという永野だが、不倫報道による阿部の“変心”に気づいていただろうか。
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