「全国に発信して行きたい」青山新　自身初の観光大使就任は日本３大秘境の１つ

演歌歌手青山新（25）が16日、都内で、宮崎県椎葉村観光大使任命式に出席した。観光大使は初。

同村は壇ノ浦の合戦で敗れた平家が隠れ住んだと伝えられる。焼き畑農業や天然記念物とされる八村杉、重要無形民俗文化財の椎葉神楽など、多くの伝承と地理的特性から日本3大秘境の1つに数えられる“秘境の村”だ。

24年11月、コロナ禍で数年休止していた「椎葉平家まつり」への出演依頼を受けるも、台風災害でまつり自体が中止。改めて開催された25年3月、「村民コンサート」への参加が縁となった。

青山は「椎葉村にうかがう時、宮崎県自体も行ったことがなかったので、いろいろと興味があり、事前に調べてお話をさせていただいたことが、村の皆さんから好印象を持って頂いたのかもしれません」。その上で、「今後ももっと椎葉村を知って、全国に発信して行きたい」と意気込んだ。

任命式のために上京した黒木保隆村長は「青山のコンサートを見て、歌やトークに感銘を受けた」という。「椎葉村の話をたくさんしてくれて、礼儀正しい好青年。青山さんの第2の故郷と思ってほしい」とべた褒めだった。

同村の観光大使は、青山で6人目だが、歌手での観光大使は青山が初めて。11月8日にはトークショー、9日には「椎葉平家まつり2025」でのライブ出演が決定している。