セビージャは16日、マティアス・アルメイダ氏の招へいを発表 [写真]=Getty Images セビージャは16日、新監督としてマティアス・アルメイダ氏の招へいを発表。契約は2028年夏までの3年間となる。
1973年12月21日生まれのアルメイダ氏は現在51歳。現役時代には豊富な運動量から“7つの肺を持つ男”と称された元アルゼンチン代表のミッドフィルダーは、“始まりのクラブ”であるリーベル・プレートでプロキャリアに終止符を打った後、すぐに監督キャリアをスタートさせた。それ以降、そのリーベル・プレートやバンフィエルド、グアダラハラ(メキシコ)などの監督を歴任したほか、2022−23シーズンから3年間に渡って指揮を取ったAEKアテネでも、ギリシャ・スーパーリーグ(リーグ戦)やキペロ・エラーダス(国内カップ戦)のタイトル獲得を成し遂げていた。
今シーズンは、降格圏と1ポイント差の17位で薄氷の残留となったセビージャ。フレン・ロペテギ氏が解任されて以降の約3年間で、ホルヘ・サンパオリ氏やホセ・ルイス・メンディリバル氏、ガルシア・ピミエンタ氏らと計6名の指揮官が入れ替わり立ち替わりでチームを率いるなど迷走を続け、今年5月には近年の成績低迷や一貫性のないプロジェクトに業を煮やしたセビジスタによる、練習場襲撃事件が勃発。そんなクラブ史上最大級となるクライシスからの脱却と、変革の“最初の一手”として、かつてセビージャでもプレーしたアルメイダ氏に託すことを決めた。
また、スペイン紙『マルカ』によると、セビージャのベンチに座る7人目のアルゼンチン人指揮官となるとのこと。1950年代後半に指揮を取ったエレニオ・エレーラ氏がこの系譜の先駆者となり、ロケ・オルセン氏、ビセンテ・カンタトーレ氏(アルゼンチン出身でチリ国籍を取得)、カルロス・ビラルド氏、ホルヘ・サンパオリ氏、エドゥアルド・ベリッソ氏と受け継がれてきた。
一方、就任の可能性が取り沙汰されていたレアル・ソシエダの元監督であるイマノル・アルグアシル氏は、サウジアラビアで新たな冒険を始めると伝えられている。
【公式発表】アルメイダ氏がセビージャの新監督に!
🤝 Matías Almeyda, nuevo entrenador del #SevillaFC ⚪️🔴
¡Bienvenido, Matías! #WeareSevilla— Sevilla Fútbol Club (@SevillaFC) June 16, 2025