DeNA・バウアー(C)Kyodo News 4連敗中のDeNAは17日から、本拠地・横浜スタジアムに西武とロッテを迎える。
交流戦ラストウィークの6連戦。その初戦には中4日でトレバー・バウアーが先発登板し、西武・今井達也と投げ合う。バウアーは前回12日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で6回途中131球を投げ、5四死球を与えるなど4失点で今季4敗目を喫した。
17日の西武戦前に報道陣の取材に応じた三浦大輔監督はバウアーについて、「コンディショニングもいいという話も聞いているし、良かったり悪かったり、ちょっとはっきりしているかなというところで、前回投げた後、投手コーチ、アナリストにしっかり分析してもらいながら、きょうの登板に向けてやってきてくれている」と説明した。
「打たれてるところはほぼ大体、甘いところとか、もちろん不運な当たりもあるけど、なかなか初回から援護できていないというのもあるし、そうなった時、ピッチングがちょっと窮屈になっている部分はあるのかなと思う」と話した三浦監督。
「早めに援護してやれば、また思い切っていける部分が出てくると思う。そこはチームとして戦っていく中でのオフェンス、ディフェンスの共同作業」と打線の奮起も求めた。
その打線が対するのは今季5勝を挙げ、防御率1.30、奪三振率9.43の西武・今井達也だ。「力感のないフォームから150(キロ)オーバーのボールを投げてくるし、スライダーのキレも一級品」と三浦監督は評する。「さあ、どうやって攻略するか」と発しつつ、「こうやって攻めますよ、なんて言わない」と指揮官は不敵な笑みを見せた。
▼ DeNAトレバー・バウアー投手の主な一問一答
−−131球を投げた前回登板を振り返り、調整に何か影響はあったか
「相手も球数を投げさせようとしているのもわかっていたし、打ち取った当たりが安打になってしまう等、とてもフラストレーションの溜まる試合だった。ただ調整に影響はない」
−−気温も上がり暑さもあるが、ホームへ戻って良い影響があるのではないか
「この1週間、ベイスターズは苦しい戦いが続いてたが、ようやくホームに帰ってきたし、どうしても勝たなければならない試合になると思う」
−−131球投げて中4日での登板、身体の重み、筋肉痛や張りは常に感じながら投げているのか
「登板間隔の中でしっかりとリカバリーができていると思う。そういった筋肉痛は特に感じてはいない」
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)