Xで3.2万いいねを獲得! 名門・学習院大学で暮らす「ポニー」の仕事とは?

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2025年06月17日 18:00  netkeiba

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学習院大学輔仁会馬術部で繋養するポニーの幸太郎(c)netkeiba
 競馬ファンの間で度々話題を呼ぶ可愛い「馬」をテーマにしたSNS投稿。その中で、学習院大学輔仁会馬術部で暮らす1頭のポニーが、X(旧Twitter)で大きな反響を集めている。今年1月20日の同馬術部公式Xへの投稿では、馬房でたたずむ姿の可愛らしさから3.2万いいねを獲得し、1万いいね超えも複数のポストで記録。今回は、そんな話題の幸太郎号を繋養する同部を訪れ、素顔と暮らしに迫った。(取材・文=netkeiba編集部)

 学習院大学輔仁会馬術部は、学習院大学だけでなく、女子大学・高等科も合同の馬術部で、146年の歴史を誇る。文化財としても登録される伝統的な厩舎で、元JRAオープン馬であるペルセウスシチーらサラブレッド9頭を含む14頭の練習馬と、幸太郎と姫桜という2頭のポニーを繋養している。

 その内の1頭である幸太郎は今年10歳を迎えた。毛色やフワフワのたてがみ、小柄な体型が特徴的。主食はチモシーという草で、馬の食べ物として想像されやすいニンジンはいわゆる嗜好品にあたる。食欲は旺盛で、馬場周辺の草を一心不乱に食べる姿は「何とも愛くるしい」のひとこと。取材時には、思わず「かわいい」と声が溢れた。

 部員から"幸ちゃん"と呼ばれ親しまれているが、愛くるしい姿からに反して性格は「やんちゃ盛り」だとか。ポニーはサラブレッドに比べると繊細な性質を持つ品種であるゆえ、信頼関係の構築もそう簡単ではない。ここまでくるまでに「コミュニケーションを沢山重ねました」と担当者もしみじみ語った。

 ポニーは全日本馬術大会など競技会に参加することができない。だが、重要な仕事がある。それはホースセラピーのイベントで人々を癒すこと。「幸太郎はこれまで1200名以上の子どもと触れ合っています」と、魅力を生かした社会貢献をする側面もあるのだ。

 LINEスタンプ化や単独のXアカウントが開設されるなど、部内外で"アイドル"として愛される幸太郎。その可愛らしさで部内だけでなく馬術部のPR、子どもたちへの社会貢献など多岐にわたる活躍を挙げている。レースを走るサラブレッドだけでなく、様々な「馬」全体の魅力に目を向けてみてはいかがだろうか。

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