かつてトッテナムやレアル・マドリードなどで活躍したベイル氏 [写真]=Getty Images 元ウェールズ代表FWのギャレス・ベイル氏が、EFLリーグ1(イングランド3部)への降格が決まったプリマス・アーガイルの買収に動いているようだ。16日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。
現在35歳のベイル氏はサウサンプトンの下部組織出身。恵まれたフィジカルと爆発的なスピードを武器にトッテナムやレアル・マドリードなどで活躍し、キャリア通算公式戦553試合出場185ゴールを挙げた。2022年6月にロサンゼルスFCで引退した同選手だが、プリマス・アーガイルの買収に向け、アメリカに拠点を置く投資グループと交渉を行っているようだ。
『テレグラフ』によると、ベイルが共同オーナーとしてクラブ運営に関与する形が検討されているという。近年のアメリカ資本の動向として、著名人と下部リーグクラブの提携が盛んになっており、同選手とプリマス・アーガイルの間に直接的な接点はないものの、今回の買収計画はそういった傾向の一環であると報じられている。
2024−25シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)を23位で終えたプリマス・アーガイルは、2年ぶりとなるEFLリーグ1降格が決定。クラブの買収先を探すサイモン・ハレット会長が新たな投資家候補と1年以上交渉を進めていたが、最終的に破談となっていた。
今年4月にはベイルの元同僚であるクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、チャンピオンシップを戦うスウォンジーの共同オーナーに就任したことを発表。その他にもフランス代表FWキリアン・エンバペがリーグ・ドゥ(フランス2部)に所属するカーンの経営に参画するなどしており、ベイル氏も投資家として新たな一歩を踏み出す可能性がある。