NHKが選挙特番詳細発表 糸井羊司&副島萌生アナウンサーら担当「べらぼう」は繰り上げ放送も

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2025年06月18日 16:04  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

NHK副島萌生アナウンサー(2024年2月14日撮影)

NHKは18日、東京都議会議員と参院選の両選挙報道についての発表を行った。


都議会議員選挙は6月22日午後7時59分から開票速報番組を放送する。キャスターを糸井羊司アナウンサー、副島萌生アナウンサー、野口葵衣アナウンサーが務める。開票状況は今井翔馬アナウンサーが担う。NHKは「ライブ感を大切にしながら分析や解説をより重視。注目を集めた政策やネット空間での議論の広がりを分析するなど、視聴者・国民の疑問や関心に応える放送をお届けします」とした。またこれにより、総合テレビで22日放送の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢〜」は午後7時14分からに放送時間を繰り上げる。投開票速報はラジオでも放送するほか、インターネットで放送同時提供も実施する。


そして7月末ごろ投開票が予定されている参院選開票速報は、特番を午後7時55分から放送する。キャスターは糸井羊司アナウンサー、副島萌生アナウンサー、広内仁キャスター、森下絵里香アナウンサーが務める。開票状況は利根川真也アナウンサーと八田知大アナウンサーが担う。


NHKは「ライブ感と分析・解説の両立を追求し、刻々と変わる開票状況をバーチャル技術も駆使してビビットに伝えます。有識者をスタジオに招き、争点やSNSの影響などのテーマを深く、多角的に分析、あすの日本の姿を読み解きます。Eテレでは去年の衆議院議員選挙と同様に、総合テレビで放送する開票速報の一部に手話をつけて放送します」とした。参院選特番放送時は大河ドラマ「べらぼう−」は放送休止する。こちらも特番はインターネットで放送同時提供を実施するという。


また、NHKは選挙報道改革の取り組みについても明かしており、ネット空間の情報などを検証、ファクトに迫ることを目標のひとつとし、有権者へ判断材料を提供するため、事前報道の質を高めて、量を増やしていくとした。ファクトチェックの取り組みは、ネット上の投稿などを24時間体制でモニター。情報・誤情報・誤解を招く言説の広がりが確認された場合、これらを打ち消すための報道も行うという。また、SNS利用の注意点などについて、専門家のインタビューも交えて伝えるシリーズ企画を放送する。


争点や政策に関する事前報道も充実させるとし、政党・候補者の主張やスタンスなどを整理・分析して伝える番組・企画を拡充させ、各地の放送でも展開する。党首・候補者の「第一声」をコンテンツに活用し、WEBサイトにノーカット版動画や全文テキストを掲載。争点に関する発言、真備不明の発言については解説を加え、正確な理解につなげる。注目選挙区では第一声の内容を詳細に分析する取り組みも行っていく。

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