銀行ATMの相互利用が進んでいます。相互利用とは、銀行同士がATM利用の提携を行い、双方のATMでどちらのキャッシュカードを使っても、入出金などが手数料無料で行えることです。
2019年9月から三菱UFJ銀行と三井住友銀行が店舗外ATMで相互利用を実施していますが、6月4日にみずほ銀行も加わる方向で検討中だと報じられました。
最近は、キャッシュレス決済の増加でATMの利用機会が減っています。それでも、月30万円といわれるATMの維持費は変わりません。銀行としては、自行ATMを減らし経費を削減しつつ、顧客の利便性を損わないように相互利用を進めているのでしょう。
みずほ銀行の参加は確定ではありませんが、今後、ATMが減っていくのは避けられません。だからといって、手数料のかかるATMを使うことほどもったいないことはないでしょう。上手にATMを利用する方法を紹介します。
■自分が使うATMの手数料が無料になる時間を覚えて
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【1】提携銀行のATMを活用
先述のとおり三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、双方の店舗外ATMなら手数料無料で入出金が可能です。ただし、無料で使える時間帯は、三井住友銀行の店舗外ATMは平日日中(8時45分〜18時まで、以下同)で、三菱UFJ銀行は土日も含めた全日8時45分〜21時までと異なります。自分が使うATMは無料になる時間帯まで覚えておきましょう。
また平日日中なら、三菱UFJ銀行ユーザーはイオン銀行やJAバンクのATMが、みずほ銀行ユーザーはイオン銀行ATMが無料で使えます。
【2】銀行独自の手数料無料デー
三菱UFJ銀行は毎月25日と月末の日中、コンビニATM利用手数料が無料です。三井住友銀行は毎月25、26日、自行ATMと三菱UFJ銀行の店舗外ATMを18時以降の時間外でも手数料無料としています。どちらも給料日の出金ニーズに応えているのでしょう。
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また、ゆうちょ銀行は郵便局とゆうちょ銀行内のATMなら、土日や夜間も手数料がかかりません。
【3】銀行の手数料優遇サービス
三菱UFJ銀行は「メインバンクプラス」、三井住友銀行は「SMBCポイントパック」、みずほ銀行は「みずほマイレージクラブ」にネット上で登録すれば、手数料などの優遇が受けられます。給与や年金振り込みの有無、資産残高などにより回数は変わりますが、月に数回はコンビニATM利用手数料などが無料になります。
「手数料なんてわずか110円」と軽視しがちですが、土日のコンビニATM利用手数料は330円が一般的です。現在、大手銀行の普通預金金利は約0.2%ですから、100万円を1年間預けた利息は2千円(税引き前)。2カ月に1回330円の手数料を払っていたら、せっかくの利息は消えてしまいます。
手数料が無料になる方法を駆使しながら、ATMは計画的に使いましょう。
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