19日、フジテレビの清水賢治社長(64)が、中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連の騒動に関して、被害者となった同局の元女性アナウンサー(以下、女性A)に対面で謝罪したと発表した。
発表のなかで、今回のトラブルが、フジテレビ側の「業務の延長線上」で起きたことを改めて認め、女性A側から被害申告があったにも関わらず、然るべき対応を怠ったこと、事案発生後も対外発信で精神的苦痛を与え続けたことについても謝罪。
また、誹謗中傷の対策などについても話し合い、女性Aが被った経済的・精神的損害への補償を行うことで合意書を締結したという。
同日、清水社長からの謝罪を受けて、女性Aは代理人を通じて声明を発表。《第三者委員会の報告書が公表された時にもコメントしたように、私が受けた被害は一生消えることはありませんが、本日、会社からの謝罪を受け、上記の合意をしたことを一つの区切りとして、新たな気持ちで生きていこうと思います》などとコメントした。
しかし、翌日の20日、フジテレビが女性Aに謝罪したことを受け、中居氏が代理人を通じて声明を提出したのだ。
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「人権尊重のお願い」と題された中居氏側のコメント全文は以下の通りだ。
《今般、フジテレビ清水社長が女性に謝罪し補償合意をしたとのことです。今回の事案については、第三者委員会報告書における評価と当職らの法律的評価とにご存じの通り相違があります。本件を報道するにあたっては、出演者の表現を含めくれぐれも注意をお願いいたします。人権を尊重することは当然のことであります。双方に同じ人権があることを厳かにご認識いただきますよう重ねてお願い申し上げます。》
中居氏側の声明は“双方に同じ人権があること”を主張するものであるようだが、これをめぐってネットニュースのコメント欄では疑問の声が噴出している。
《人権を守る意識があるのであれば、今回の件は起こりえなかったはず》
《被害者の人権を蹂躙するような行いをしておいて、自身の人権は尊重して欲しいとは都合が良すぎる言い草ではないか》
《「全ての責任は私にある、引退で責任を果たしたとはまったく思っていない」などと言っておきながら、被害者への二次加害を助長させる言動を取っている》
《加害者が被害者と同じように人権の尊重を求めても困ります》
《もう波風立てずに静かに暮らしてはどうですか》
芸能関係者が語る。
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「“双方に同じ人権がある”と中居さんがコメントしたことの背景には、現在、中居さんが見解を述べる機会や場所がまったく無いことも要因の一つとして考えられるでしょう。
中居さんは5月に第三者委員会への“反論文書”を公表し、《本件には『性暴力』という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした》と、加害の暴力性を否定する主張を行いました。
以降、中居さん側と第三者委側の数回にわたる声明の応酬がありましたが、6月初旬に第三委側は《今後は貴職らとのやりとりを差し控えさせていただく》と、中居さんとの話し合いを完全にシャットアウトしているのです。
もちろん、中居さんが一般論として“自分にも人権がある”と主張することは、間違ったことではありません。とはいえ、今回の騒動が中居さん側の加害に端を発している以上、“はじめに人権侵害をしたのは当のあなたでは?“と疑問の声が挙がるのも、予想できたことではないでしょうか」
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