業者から自民党支部に1210万円寄付 代表の県議は入札妨害疑いで逮捕

4

2025年06月20日 21:05  毎日新聞

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

毎日新聞

桐生市役所の捜索に入る埼玉・群馬県警の捜査員=桐生市織姫町で2025年6月19日、遠山和彦撮影

 群馬県桐生市役所の建て替え工事を巡り、特定の業者が有利になるよう入札公告案を修正させたとして、県議の相沢崇文容疑者(49)ら4人が逮捕された事件で、相沢容疑者が代表を務める政党支部「自由民主党群馬県桐生市第五支部」が2021〜23年の3年間にわたり、業者側から計1210万円の寄付を受けていたことが判明した。4人は20日、さいたま地検に送検され、埼玉・群馬県警合同捜査本部は詳しい関係性や役割を調べている。


 毎日新聞は24年までに公開された同支部の政治資金収支報告書を分析。21〜23年の3年間に、同工事を落札した企業体の代表者「関東建設工業」(太田市)からは23年2月26日の100万円など計740万円、同社の下請けに入った「グンエイ」(同)からは23年11月30日に20万円など計470万円の寄付があった。2社からの寄付は計1210万円に上り、支部への寄付計3176万円のうち約4割を占めた。


 収支報告書の法人・その他の団体からの寄付のうち、関東建設工業はいずれの年でも最高額を寄付。また、グンエイは22〜23年で2番目、21年で4番目の多さだった。【加藤栄】



このニュースに関するつぶやき

  • 企業・団体献金は廃止。現在は共産党以外は政党交付金との二重取りです。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(4件)

ニュース設定