教育の選択肢が豊富な東京都では、私立高校の特色も多種多様です。なかには全国に知られ、実績と信頼を積み重ねてきたことで、強いブランド力を確立している学校もあります。
そこで、ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、東京都在住の30〜50代を対象に「ブランド力が強いと思う東京都の私立高校」というテーマでアンケート調査を実施しました。
30〜50代の都民から支持を集めたのは、どの私立高校だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!
第2位には、得票率4.4%で2校が並びました。1校目は「白百合学園高校」です。
|
|
千代田区に位置する白百合学園高校は、1881年に東京神田猿楽町に設立された「女子仏学校」を前身とする女子高校。「従順」「愛徳」「勤勉」の校訓のもと、キリスト教の精神に根ざした価値観を養い、神と人の前に誠実に歩み、愛の心をもって社会に奉仕できる女性の育成を目標としています。
「キリスト教に基づいた豊かな人格の育成」「国際社会で活躍できる英語とフランス語の習得」「一人ひとりが希望する進路に応じた能力の養成」を柱に教育を展開。中高一貫教育校となっていて、高校1年次までの4年間は基礎学力の育成に重点を置き、高校2年次からは希望する進路に対応できる能力の育成に注力しています。正副担任制や習熟度別授業を導入しているところも魅力。2025年度の大学入試では、国公立大学は東京大学・筑波大学、私立大学は上智大学・早稲田大学などを中心に、多くの生徒が現役で合格しました。
同率で「麻布高校」も第2位に選ばれました。
港区に位置する麻布高校は、1895年に創立された「麻布尋常中学校」を前身とする男子高校。「自由闊達」「自主自立」の校風のもと、基本的な生活習慣を確立しつつ体力の伸長をはかり、物事を自主的に考え判断し、知性と感性を兼ね備えた自立した人物の育成を目標としています。
中高一貫教育校となっていて、原則として各クラスに正・副2人の担任がつく「正副担任制」を導入。高校2年次に行われる「情報」の授業では、情報リテラシーやプログラミングを学ぶほか、模擬起業を行い、実社会で求められる自ら考え行動する能力を養っているところも魅力です。2025年度の大学入試では、国公立大学は東京大学・東京科学大学、私立大学は早稲田大学・慶應義塾大学などを中心に、多くの生徒が現役で合格しました。
|
|
第1位は、得票率10.3%の「開成高校」でした。
荒川区に位置する開成高校は、1871年に創立された「共立学校」を前身とする男子高校。「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」の精神のもと、尖った個性をのばし、多様性を深く理解し、グローバルに活躍・信頼されるたくましい大人の育成を目指しています。
習熟度別のクラス編成を行わず、生徒の自主性を尊重しながら日々の授業を重視する教育を展開。高校からの入学者は1年生の間は別クラスとして、補習などを通じて内部進学者との進度を合わせるようになっています。約6万冊の蔵書を誇る図書館があるところも魅力。2025年度の大学入試では、国公立大学は東京大学・東京科学大学・千葉大学、私立大学は慶應義塾大学・早稲田大学などを中心に、多くの生徒が現役で合格しました。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。