今年の函館は高速馬場!? 37年ぶりに函館記念の記録も塗り替わるのか

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2025年06月23日 11:30  netkeiba

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函館芝1000mの2歳レコードを更新したカイショー(撮影:山中博喜)
 今年の函館芝はとにかく時計が速い。開幕週には芝1000mの2歳レコード、芝1200mの2歳レコード、芝1200mのレコードの3つが更新された。とりわけ芝1000mの2歳レコードは46年ぶりの記録更新とあって大きな話題となった。

 時系列で3つのレースを振り返ろう。まずは土曜5R・2歳新馬(芝1000m)でカイショーが逃げ切り、名牝ハギノトップレディが79年にマークした57秒2を0秒8も更新する56秒4の驚愕時計を叩き出し、97年にソロシンガーがマークした57秒0のコースレコードも0秒6も更新した。「この馬場ならメインでもレコードが出るのでは?」というファンの期待に応えるように、11R・函館スプリントS(芝1200m)ではカピリナが1分6秒6でレコード勝ち。17年の函館スプリントSでジューヌエコールがマークした1分6秒8を0秒2更新し、重賞初制覇を果たした。そして日曜5R・2歳新馬(芝1200m)ではルージュサウダージが従来の記録を上回る1分8秒4で勝利。この週3つ目のレコードタイムとなったのだった。

 さらに21日土曜5R・2歳新馬(牝・芝1200m)ではブラックチャリスがそのルージュサウダージの記録を0秒2更新する1分8秒2で完勝し、2週間で4つのレコードが更新された。

 これだけの高速馬場とあって、今週の函館記念もレコード更新に注目が集まる。近年は基本的に最終週の開催だったのに対し、今年は3週目に前倒しされたので、ただでさえコンディションが良好。その上、函館史上最高レベルに時計が出る馬場なのだから、条件は揃っている。函館芝2000mのレコードは88年の函館記念でサッカーボーイがマークした1分57秒8。37年ぶりの記録更新となるかどうか。そういった視点でも注目の一戦となる。

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