ウルフ アロンが新日本プロレス入団!「私から入りたいと話した」「好きだから」来年1月4日の東京ドームでデビュー戦

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2025年06月23日 14:01  TBS NEWS DIG

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元柔道・男子100kg級日本代表で、10日に引退会見を行っていたウルフ アロン(29)が23日、新日本プロレスへの入団を発表し、都内で会見を行った。

紺のスーツ姿で会見に出席したウルフは「先日、柔道の引退会見を終えたばかりで、また新たな舞台にチャレンジできることに喜びを感じています」と心境を話した。「私から、新日本プロレスに入りたいとお話をさせていただきました。大学生の頃録画したワールドプロレスリングを見るのが毎週日曜日の楽しみで、選手の皆さんが裸一貫戦ってるかっこ良さ、また柔道とは違った見せ方に魅力を感じ、いつか柔道で思い残すこと、やり残すことがなくなったらプロレスをやりたいと思っていました」とプロレスラー転向の経緯を明かした。

改めて「憧れであったこのプロレスの道に進ませていただきます。『なぜプロレスを』と言われたら好きだからです」と語ったウルフ。転向にあたって、新日本プロレスを選んだ理由は「ワールドプロレスリングがまず新日本プロレスですね。本当にそれが一番大きい。それ以外の気持ちはなかった」と一途な思いを熱弁した。

会見に同席した棚橋弘至代表取締役社長は「日本のアスリートで、オリンピック金メダリストがプロレスデビューすることになれば史上初となります。ウルフ選手本人から入団の強い希望をいただきました。ご本人のプロレスへの本気の熱意と、誠実な態度を見まして、新日本プロレスとしても、歓迎しますとお伝えしました」と説明した。

また、棚橋社長は「プロレス界で最も注目度が高く、私が引退する大会でもあります、来年1月4日東京ドーム大会でデビューしてもらおうと思っております」とウルフのデビュー戦を発表。これに対し、ウルフは「特例ということも十分理解しています。柔道ではトップで戦ってきましたが、プレッシャーとしてはゼロの状態からのスタートです。この半年間の過ごし方を入念に考え、1秒1秒を無駄にすることなく、全力で挑ませていただきます」と意気込んだ。

思い描くプロレスラー像は「まずは今まだプロレスラーとして練習を開始している段階なので、しっかりと土台を作ってからどういったプロレスラーになるかとかを考えたい」。続けて、「もちろん、見ていてたくさんの人の心を動かしたりとか、そういったレスラーに心打たれた自分もいたので、そうなりたい気持ちは奥底の方にはあるんですけど、まずはやっぱり自分としての土台を作りたい。柔道選手としてこれまでやってきたので、そうじゃない部分をしっかりと伸ばしていかなければならないなと感じています」と冷静に自身の現在地も見つめた。

ウルフは東京オリンピック™で金メダルを獲得。2024年2月のグランドスラムパリで優勝し、パリオリンピック™の代表内定が確実になった頃に引退を決意。今月8日の「全日本実業柔道団体対抗大会」を最後に、約23年の柔道人生に幕を閉じた。

引退会見では、今後について「人に対して、自分自身を見せることも、また見られることも本当に好きなので、そういったこと全てが僕の中の選択肢にはなるとは思ってる」。五輪金メダリストなだけに指導者への転身に期待もかかるが、「今のところ指導者になる気持ちはない」と話していた。

■ウルフ アロン
1996年2月25日生まれ、東京都葛飾区出身。身長181cm・100キロ級。祖父の勧めにより、講道館にある春日柔道クラブで6歳の時に柔道を始める。2017年には全日本選抜体重別選手権で二連覇を飾り、世界選手権も優勝。2019年に全日本選手権を制し、2021年には東京五輪100キロ級で日本に21年ぶりの金メダルをもたらす。合わせて史上八人目の柔道三冠(世界選手権、オリンピック、全日本選手権)を達成。2024年に行われたパリ五輪では個人戦は7位に終わるも、混合団体で銀メダルを獲得した。

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